出版社内容情報
激動の日本近代史を、名著『昭和史』の著者が政治、経済、思想、文化など複合的な視点からバランスよく俯瞰した名講義を再現。
名著『昭和史』の著者が時代をさかのぼって捉え返した,明治大正にわたる日本の近代史.政治や経済だけでなく,思想や文化も加えた複合的な視点から,この時期における断面図と歴史的な流れとを交互に描き出し,明治大正という激動の時代の変化を浮き彫りにする.
【下巻】
III 日清・日露戦争
はじめに 明治二〇年代の日本
1 日清戦争
2 戦後経営
3 列強のアジア進出
4 産業革命
5 伊藤・山県から桂・西園寺へ
6 日露戦争
7 日露戦後の思想と芸術
8 都市と農村――貧富のひらき
9 韓国併合と大逆事件
10 明治の終り
IV 大正時代
1 大正政変
2 第一次世界大戦
3 ブームに湧く経済界
4 日本の中国政策
5 大正デモクラシー
6 原敬の政友会内閣
7 ワシントン体制の成立
8 関東大震災と政党内閣時代の到来
9 新しい文化・芸術・思想
10 大正の終り――明治大正史のまとめ
中村隆英先生の想い出(原朗)
あとがき
索引
【上巻】
I 明治維新
はじめに
1 開国と開港
2 幕末の動乱
3 大政奉還と戊辰戦争
4 復古から維新へ
5 諭吉・兆民・黙阿弥
6 廃藩置県
7 近代化政策の展開
8 明治初年の経済
9 西郷と大久保
10 西南戦争
II 明治国家の成立
1 自由民権運動
2 戦後インフレの時代
3 明治一四年(一八八一)の政変と松方デフレ
4 内閣制度の成立と政党
5 福沢山脈と兆民先生
6 団菊左・寄席・新しい文学
7 日本鉄道・大阪紡績・企業勃興――明治前期の経済
8 憲法制定と帝国議会の開設
9 初期議会
10 明治を支えた人物たち
【著者紹介】
中村 隆英
中村隆英:元東京大学名誉教授
内容説明
歴史の「声」が聴こえる名講義。世界の舞台に歩を進め、激しく変化していく「時代」の姿を鮮やかに描く。
目次
3 日清・日露戦争(日清戦争;戦後経営;列強のアジア進出;産業革命;伊藤・山県から桂・西園寺へ;日露戦争;日露戦後の思想と芸術;都市と農村―貧富のひらき;韓国併合と大逆事件;明治の終り)
4 大正時代(大正政変;第一次世界大戦;ブームに湧く経済界;日本の中国政策;大正デモクラシー;原敬の政友会内閣;ワシントン体制の成立;関東大震災と政党内閣時代の到来;新しい文化・芸術・思想;大正の終り―明治大正史のまとめ)
著者等紹介
中村隆英[ナカムラタカフサ]
1925年、東京に生まれる。1952年、東京大学経済学部卒業。東京大学教授、お茶の水女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任、東京大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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