臨床心理学研究の理論と実際―スチューデント・アパシー研究を例として

臨床心理学研究の理論と実際―スチューデント・アパシー研究を例として

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130161053
  • NDC分類 146
  • Cコード C3011

出版社内容情報

《内容》 臨床心理学の理論化は急務である。本書は、臨床心理学研究の特徴と方法論、そして心理学研究法としての位置付けを明らかにし、つづいて「悩めない青年」の代表としてのスチューデント・アパシーに関する臨床心理学研究の実際を提示することで、臨床心理学の研究法を具体的に示す。

内容説明

本書は、第1部で実践の学としての臨床心理学の方法論の特徴を明らかにし、臨床心理学研究を心理学全体のなかに位置づけることを理論面から試みました。第2部は、第1部で示した理論の実際をスチューデント・アパシー研究として例示しています。

目次

第1部 理論編―心理学研究に「実践」を組み入れるために(心理学における実践型研究の意義と役割;臨床心理学研究の方法論)
第2部 実際編―スチューデント・アパシーの臨床心理学研究(研究の展望;概念モデルの生成;概念モデルの検証;アパシー性人格障害の提案;研究の展開)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

riviere(りびえーる)

16
アパシー(無気力)について調べるため読んだ。学業には消極的だがアルバイトやサークル活動には熱心な学生については以前から報告されている。思春期に達成できなかった課題を大学入学後に退行という形でやり直しを行なっている、ある意味健全な姿である。スチューデント・アパシーはそれとは異なる乳幼児期の深刻な発達的問題を抱えている。「悩めない」「実感がない」ことが特徴である。スチューデント・アパシーについてのみならず、著者の研究者としての物語としても、また学生相談のあり方への提案としても様々に読めて非常に面白かった。2018/07/07

Hiroshi Saito

1
「つなぎ」理論を調べたくて読んだ。悩めない学生に対して関係性をつなぐことを通して悩める状態に変えていく。対人関係の課題について、どのような仮説をたてて課題解決の糸口をつかむのか、とても勉強になった。2019/07/01

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