出版社内容情報
ヒトの学習と発達のありさまを,実験室で行われている人工的だが精密な学習研究と,日常的・教育的文脈における長期にわたる獲得の両方にもとづいて総合的に論じる,知識獲得についての認知心理学入門.
内容説明
ヒトは生まれながらにして特定の分野についての優れた学習者であると同時に多様な分野に関して社会・文化の中でさまざまな経験を重ね知識や技能を獲得していく存在である。本書は、こうしたヒトの学習と発達のありさまを実験室で行われている人工的だが精密な学習研究と日常的・教育的文脈における長期にわたる獲得の両方にもとづいて論じている。
目次
序章 概観―獲得研究の現在
第1章 熟達化
第2章 実践の認知的所産
第3章 概念的発達と変化
第4章 コネクションとしての学習
第5章 分類カテゴリー・概念の学習
第6章 説明と類推による学習
第7章 テキストからの学習
第8章 処理速度・容量と問題解決
第9章 学習の動機づけ・社会的文脈