出版社内容情報
20世紀世界史に決定的な意義をもったロシア革命,そしてその指導者トロツキイ――革命の理念はいかなるものなのか.日本を代表する国際的科学史家が,ロシアの「社会主義」的実験を歴史的に問い直し,古典的マルクス主義の継承者トロツキイの思想の現代的意義を探る.
内容説明
時流に抗し、21世紀への“希望”をうたう知的レジスタンスの書。日本を代表する国際的科学史家が、ロシアの「社会主義」的実験を歴史的に問い直し、古典的マルクス主義の継承者トロツキイの思想の現代的意義を探る。
目次
1 ロシア革命をめぐる省察―革命における正統と異端
2 甦るトロツキイ
3 気高きクリーオーの使徒への叙事詩―ドイッチャー『トロツキイ伝』三部作の復刊によせて
4 トロツキイと現代