出版社内容情報
子どもが話すのには何が必要か?――ものを「みる」能力(知覚・認知発達)と,人とコミュニケーションできる能力とが組み合わさる,人間の言語獲得のすじみち豊富な実験例でわかりやすく解説する。言語治療の現場にいる人,語聴覚士をめざす人の心理学テキストとしても最適.
内容説明
心理学を学びはじめた学生たちに、心理学の基礎研究と、心理学がかかわりうる実践との相互の関係について、具体的な例を示す一冊。
目次
0 はじめに:ことばの発達の基礎にあるものは?
1 コミュニケーション行動とは?―“生体信号系”とシンボル機能
2 言語障害児を相手として―その療育事例
3 知覚・認知の発達のメカニズム
4 初期の知覚と認知―信号処理システムの形成
5 おわりに:ふたたび、ことばの発達の基礎にあるもの
著者等紹介
鹿取広人[カトリヒロト]
1928年埼玉県に生まれる。1954年東京大学文学部心理学科卒業。現在、東京大学名誉教授・文学博士。専攻は知覚・認知心理学、発達心理学
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