サイエンス・ウォーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 457,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130100854
  • NDC分類 116.5
  • Cコード C3010

出版社内容情報

学界を席巻した科学をめぐる「戦争」.それは科学論批判に始まり,ソーカルの偽論文事件を契機として激烈なポストモダニズム叩きへと転じてゆく――.本書はその委細顛末を沈着に跡づけながら,文化政治学的視座から犀利に検討,現代社会の本質へ迫る.気鋭の哲学論集.

内容説明

サイエンス・ウォーズそのものを扱った長編論文。サイエンス・ウォーズという現象が起きた理由を理論的に跡づけるために、その学問的背景に関する分析の試み。そして、ケーススタディという構成。

目次

サイエンス・ウォーズ
普遍性のバックラッシュ
科学の人類学
社会構成主義の興隆と停滞
戦後―サイエンス・ウォーズ補論
遺伝子研究の知識政治学的分析に向けて
生殖のバイオポリティクス
エコ・ウォーズ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆☆☆☆☆☆☆

1
実は初読。レビューの体裁を取りながらも、人文学に肩入れしつつ挑発的な文言が鏤められた所収の論文たちは、否応なく思考を触発させる点で刺激的でした。文章も読みやすいし、科学論系の基本の一冊としておすすめ。ただ、全体のビブリオはつけて欲しかった。2014/05/26

しまゆう

1
「エコウォーズ」を先に読む。自然保護の為に産業従事者はある程度犠牲になっても仕方がないというのはそれすらも人間中心主義から逃れられないのではないだろうか。環境保護活動において何らかの主張をするとき、何らかの「主張」を「行う」主体は人間であるから。そうした事を常に自省せずに少数派気取りで過激な活動を行うだけでは、煽動的にminusでしか作用しないだろう。かと言って科学者自身も科学的立場と中立と無関心を結びつけてその隠れ蓑にいつまでも安寧してはいけないけれども。うーむ。 2013/05/18

生きることが苦手なフレンズ

0
サイエンス・ウォーズ、STSあたりの入門書として。少し古いように感じたが、だいたい初出が90年代末から2000年代初頭だからか。いや、古いと感じたのは参考文献が新しいので2000年代中盤くらいだったからで、科学や環境などの問題がここで論じられたところから遠く離れてしまったわけではないのだけれど。2013/12/14

hayaok

0
文献の紹介が至極あっさり&その割に著者の価値判断がぐいぐい出てる、って感じで、まあ面白いけれど地雷感がある。内容の不正確さには批判も多いらしい。ただ、ともかく人文学の領域を死守しようという意志は伝わってくる。2012/01/26

zero

0
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