出版社内容情報
私的利益の追求のみによっては公共善は実現できない.では果たして私的利益に国家が介入・統制することによってその隘路を打開できるのだろうか.日本経済の問題をどのように捉えるべきだろうか.本巻は,経済と公共性に関する理論と現実の問題をえぐり出す.
内容説明
私的利益の追求のみによっては公共善は実現できない。では果たして私的利益に国家が介入・統制することによってその隘路を打開できるのだろうか。日本経済の問題をどのように捉えるべきだろうか。本巻は、経済と公共性に関する理論と現実の問題をえぐり出す。
目次
発題1 公私の問題と自発的な中間組織―公共の利益という視点から
発題2 社会的選択の観点からみた「公」「私」問題
発題3 財政問題からみた公私問題
総合討論1
発題4 グローバル化・リスク社会・公共的ルール
総合討論2
発展協議
著者等紹介
佐々木毅[ササキタケシ]
1942年生れ。東京大学総長。政治学・政治学史専攻
金泰昌[キムテエチャン]
1934年生れ。将来世代総合研究所長。政治哲学・比較社会思想専攻
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