知識基盤社会と大学の挑戦―国立大学法人化を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130033251
  • NDC分類 377.04
  • Cコード C1000

出版社内容情報

知識基盤社会の到来と経済のグローバル化という時代潮流の中,日本の大学は国立大学法人化や21世紀COE,法科大学院の導入等,大きな変革を遂げている.大学,学問,高等教育の将来とは.前東京大学総長から学生そして社会へのメッセージ.

内容説明

競争と変革の時代、大学・社会・個人はいかにあるべきか?前東京大学総長からのメッセージ。

目次

1 知識基盤社会の到来と経済のグローバル化の中で(歴史の「裂け目」と「挑戦の精神」;「勉学の一区切り」としての卒業;スペシャリスト、プロフェッショナル、ジェネラリスト ほか)
2 国立大学法人化の最前線で(「住み分け」構造を超えて;法人化をめぐる動向について;国立大学法人法案をめぐる動きについて ほか)
3 アジアの中の東大、社会の中の大学(自分自身の悟性を使用する勇気;二一世紀の高等教育を展望して;「東大生はバカになったか」 ほか)

著者等紹介

佐々木毅[ササキタケシ]
1942年秋田県に生まれる。1965年東京大学法学部卒業。助手、助教授、教授、東京大学総長を経て、学習院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Moloko

1
入学式や卒業式での数々の講演の内容や新聞・座談会での発言などを集めたものだが、やはり内容の重複が激しく、1から10までは読めなかったし、その必要性も薄く感じる。この本の主張で特に残ったのが、①大学は研究者の裁量によって研究ができる自由な空間であるのが前提②大学の産出する知識がこれからの社会でいかされるべき③しかし、大学に対して企業の研究機関のように成果(金)を求めるのは大学の意義を失う④大学の予算を減らすのは国内の知的資源の破壊、等々。総長だった人間として残した嫌な予言はその後に現実化しつつあるか。2017/01/26

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