出版社内容情報
「ゆとり」と「ゆたかさ」(蓮見音彦),無為と多為(久保正彰),ゆとりと心の病い(山田和夫),生物現象における“むだ”の効用(多田富雄),江戸のゆとり(延広真治),建築のゆとり(原広司),労働生活とゆとり(菅野和夫),ゆとりと教育(汐見稔幸),経営組織における緊張とゆとり(土屋守章),システム・技術におけるゆとり(石井威望)
内容説明
今回の公開講座では、総合大学としての本学が包摂している多方面の学問分野、具体的には医学、工学、文学、哲学、法学、社会学、教育学、経済学といったさまざまな分野の専門家に、人間の生の営みの各局面にみられる「ゆとり」の意義、役割について、お話しいただくことになりました。
目次
1 「ゆとり」と「ゆたかさ」―現代日本人の生活からみて
2 無為と多為―ギリシアの場合
3 ゆとりと心の病い
4 生物現象における“むだ”の効用
5 江戸のゆとり
6 建築のゆとり
7 労働生活とゆとり―労働時間と余暇の問題を中心として
8 ゆとりと教育
9 経営組織における緊張とゆとり
10 システム・技術におけるゆとり