内容説明
ジャスミンには女友達がほとんどいない。だから、その貴重なひとりであるエルヴァリータの就任式に、どうしてもどうしても駆けつけたかった。一方、エルヴァリータは闇の神の託宣により最高位への昇格が決定した以上、どうしても是が非でも、ルウに就任式に参列して欲しかった。かくして、何が何でも絶対に二度とトゥルークには降りたくないダイアナとルウは「そこを何とか」とくどかれまくることになる。この事態にすねまくる彼らは手に手を(!)取ると、家出を決行!さてこの後日談的結末はいかに―?
著者等紹介
茅田砂胡[カヤタスナコ]
デルフィニアシリーズで小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
97
『デルフィニア戦記』から続く50冊越えのシリーズ。単品では波もあるものの、これだけ楽しめる物語紡ぐ茅田砂胡さんは凄い。そして女王と海賊に例えたいほど息の合った、イラストの鈴木理華さんとのコンビが絶妙。P111のジャスミン・リィ・シェラ、3人とも目がイっちゃてるし(爆)『嘆きのサイレン』では宇宙船の感応頭脳(CP)として「頭に花が咲いた」酔っ払い状態という屈辱味わったダイアン。今回も常識蹴倒す「やさぐれ機能」全開(爆)「航行続行は可能か?」の問いに(微妙)と答える特攻ランバルトの相棒・感応頭脳のビーティ→2014/12/01
まりもん
42
ダイアナとルウの駆け落ちに笑った。2014/12/07
めりた@かりた
40
もう最高に楽しめました。ランバルトお爺ちゃんが何気に出ずっぱりな感じでしたが、タイラー補佐官の仕事にならなくなってしまった原因とか、軍の高官たちまで憧れてたのね。(笑) もうどこを読んでも楽しかったです。そしてビーティがものすっごく可愛くて、今後もますます活躍してほしいですねぇ・・・(*・∀・*)アハッ2014/11/29
きむこ
38
3巻で完結したシリーズのスピンオフ。親子、相棒、師弟関係、それぞれの絆が描かれている個人的にはきらびやかな式典の話よりも、田舎のランバルとの日常が楽しかった。2020/04/05
きむこ
32
トゥルークの外伝のような作品。デリフィニアから始まったこのシリーズが少しマンネリしていて「もういいかな」と思ってしまう原因の一つに中心人物が強すぎて魅力的すぎて、対抗できる相手がいないことじゃないかと思っています。けど新しい巻が出ると買ってしまう私。リィ、ルゥ、大型夫婦、みんな魅力的で大好きなだけにちょっと残念(´Д` )2014/12/04