出版社内容情報
龍族を頂点として犬族・猫族・鳥族より迫害を受ける人族。だが国境の町に龍族が現れたことから世界は……。花田一三六の意欲作!
内容説明
この地にはかく伝わる。至高は最初に龍族を創り、その翼を鳥族に与えた。その牙は犬族に、その爪は猫族へ。―人族には何も与えられず、と。以来1500年。序列の最下層に置かれ、迫害されて大陸の片隅に追いやられた人族。その彼らと大陸との唯一の接点、地峡にある国境の町に「一生に一度会えたら幸運」とまでいわれている龍族が現れた。ここから、『世界』を揺るがす事件は始まった―。
著者等紹介
花田一三六[ハナダイサム]
1971年埼玉県生まれ。福岡県在住。調理師専門学校卒業後、ホテルに入社するもひと月でリタイア。小説家を目指しアルバイト生活をつづけ、94年に角川書店から短篇「八の弓、死鳥の矢」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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