出版社内容情報
世間で厄介者扱いのご隠居お庭番四人組。時代は動乱の幕末を迎える中、桜田門外の変を垣間見、武士の魂を奮い立たせた!!
内容説明
元公儀御庭番・和田主善。武芸に長じながらも、二百数十年続く平和な徳川幕府の治世に、彼の出番はどこにもなかった。すでに隠居し、無意味な人生を過ごすだけの主善だったが、大老・井伊直弼襲撃を目の当たりにし、燻っていた武士の魂を燃え上がらせる。「腐っても幕府直参」。老御庭番はかつての仲間とともに、幕末の動乱へと斬り込む!歴史時代巨篇。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。9年間ホテルに勤めた後、本格的に執筆活動を始める。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、76年『人間の証明』で角川小説大賞、2003年には、日本ミステリー文学大賞を受賞。また、04年には作家生活40周年を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。