村上春樹翻訳ライブラリー<br> ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック

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村上春樹翻訳ライブラリー
ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック

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  • サイズ B40判/ページ数 391p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784124035124
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0097

出版社内容情報

それは「グレート・ギャツビー」翻訳への長い旅の始まりでもあった――縁の地を巡る紀行と村上訳の2短篇、新訳エッセイも収録

内容説明

それは『グレート・ギャツビー』翻訳への長い旅の始まりでもあった―生地セント・ポールから魂の眠るロックヴィルまで、ゆかりの各地を訪ねる紀行のほか、類い稀なヴァイタリティーでスコットを翻弄した妻ゼルダの伝記など全八篇のエッセイと、村上訳の二短篇、ライブラリー版のための新訳エッセイも収録。

目次

第1部 スコット・フィッツジェラルドと五つの町(コンクリートとガラスの楽園(ニューヨーク州ニューヨーク)
「アラーの園」の人々(カリフォルニア州ハリウッド)
ロックヴィル巡礼(メリーランド州ロックヴィル)
奇妙に心地よい太陽の照る場所(アラバマ州モントゴメリイ)
ホワイト・ベア湖の夢(ミネソタ州セント・ポール))
第2部 スコット・フィッツジェラルドについての幾つかの文章(『夜はやさし』の二つのヴァージョン;ゼルダ・フィッツジェラルドの短い伝記;映画『華麗なるギャツビー』についてのコメント)
第3部 スコット・フィッツジェラルドの二つの短篇(自立する娘;リッチ・ボーイ(金持の青年))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

長谷川透

29
『ギャツビー』や『夜はやさし』にノックアウトされたフィッツジェラルド・ファンは勿論のこと、村上春樹からの紹介で彼をを知ったフィッツジェラルド初心者にも楽しめる一冊になるだろう。良書である。スコットの作品についても、この作家の破天荒で希代な人生や生き様も、そしてファンの頭の中で一人歩きをしているかもしれない妻ゼルダの正体も、一通り網羅されている。フィッツジェラルドに関する何らかの著書を読んだ読者には半数は既知の内容かもしれないが、彼が「経験した事しか書けない作家」だということを知れたのは大きな収穫だった。2013/06/03

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

24
前半は、村上春樹のスコット・フィッツジェラルドについてのエッセイ(スコットやゼルダの故郷やお墓のある町、ゆかりの地に立ち寄ったり、紀行文的でもある)。後半は、村上春樹が訳したフィッツジェラルドの短編2篇。『自立する娘』と『リッチ・ボーイ(金持ちの青年)』あとがきの後、フィッツジェラルドとヘミングウェイの両者と交流のあったアメリカ人編集者のエッセイ入り。2015/01/15

たらお

19
フィッツジェラルドは経験したことしか書けない特異な作家で、そんな点で妻のゼルダの存在は無限の宝庫であったのだなぁと。奇矯な行動と奔放さ。小説で名声を得た時代の寵児は湯水のように金を使い、2人はあるとき時代に見棄てられ、フィッツジェラルドはアルコールに溺れ、ゼルダは精神病院に入り、破滅する。村上春樹がフィッツジェラルドの短編で5本の指に入ると言っている「リッチボーイ」という短編では、ギャツビー同様の悲哀が描かれる。金持ちで才気あふれるが、幸せになれない悲しさがフィッツジェラルドと重なる。2021/10/02

春ドーナツ

17
「あとがき」の一文が私の気持ちを代弁しているような気がする。というか、今、実際に行っていることでもある。引用してみたい。「僕は飽きることなく何度も何度もその小説を読み返している。不思議といえば不思議だけれど、もし小説に不思議というものがなかったら、誰が小説なんて読むだろう?」(344頁)*次に何を読もうか。プランAが思い浮かばなかったとき、スコット&レイの短篇集を無意識の内に慣れた手つきで棚からストンと取り出す(プランB)。レノン&マッカートニーの唄を聴くみたいに。オブラディオブラダ♪2020/04/05

バナナフィッシュ。

13
君はどれだけ彼を知っていて、どれだけ彼を愛しているのだろう。生涯認められることのないことも辛いが、認められ、その後に世間から見放されることも当然ながら辛い。特に、全力を傾け作り上げた作品が認められないとなると。2016/04/09

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