村上春樹翻訳ライブラリー<br> 偉大なるデスリフ

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村上春樹翻訳ライブラリー
偉大なるデスリフ

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  • サイズ B40判/ページ数 442p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784124035001
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ギャツビーのかなわなかった夢、そしてギャツビーには思いもよらなかった幻滅―フィッツジェラルド神話の“検証”にして『グレート・ギャツビー』へのオマージュ。哀しみと、華やぎと、遊び心に満ちた六〇年代の恋愛物語、待望の復刊。

著者等紹介

ブライアン,C.D.B.[ブライアン,C.D.B.][Bryan,Courtlandt Dixon Barnes]
1936年、ニューヨーク生まれ。イェール大学卒業。陸軍情報将校として沖縄、韓国、ドイツに赴任した経験を持つ。65年刊行の長篇『P・S・ウィルキンソン』でハーパー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

67
「ギャッツビーがもし、夢を叶えていたら・・・」とその先に待つ現実をほろ苦く、コミカルに描いた作品。テディもアリスも身勝手な女だな・・・。個人的に奔放に見えて実はアルフレッドを気遣うウォーカーの描写にほっこりする。そしてジョージが自分本位なアリスがいなくなった方が家庭が上手く、廻ったという記述は、似たような家庭で育った私としては頷いてしまいます。正直に言うと、村上春樹作品は苦手だが、村上春樹氏が選んで翻訳した本が結構、好きだ。だけどこの本は直訳過ぎる「ファック」の多すぎて会話の不自然さが出ていてうんざり。2016/11/17

ヴェネツィア

59
本書はタイトルからして『偉大なるデスリフ』であり、『ギャツビー』への明らかなオマージュである。年代的にはギャツビーが1920年代であったのに対して、こちらは1960年代、すなわちほぼ1世代後の物語だ。2部構成になっており、第1部はアルフレッド(キャラウエイ、実像のブライアン)の語り、第2部ではジョージ(ギャツビー、虚像のブライアン)の語りである。ギャツビーの持つ音の響きが「華麗」だったのに対し、デスリフの響きは重く暗い。内容的にも、もはや輝くことのできなくなったアメリカの上流階級がそこには描かれていた。2013/05/06

田中

18
訳者の村上春樹がお気に入りの一冊です。著者C・D・B・ブライアンが「グレートギャッビー」を独自にアレンジした。若い男女の恋愛と米国ライフスタイルが生き生きと写されている。「アルフレッドの書」「デスリフの書」と大きく二つに区分されているのが最大の特徴だ。そこの繋がりは無くそれぞれが独立している話。「デスリフの書」は、郊外の新興住宅群に住む夫婦の愛情が薄れていき、じわじわと崩壊していく有様が痛い。これといった筋はないけど米国社会の世相が色濃く描写されている。僕にはつかみ所がみつからない不思議な本でした。 2019/08/10

春ドーナツ

11
新潮文庫版を買ったのは、遥か昔のことだった。永遠の積読になる可能性もあったけれど、村上氏が翻訳された小説をコンプリートする意欲が今週初めに湧いた為(残り三冊?)、本棚を漁るも消滅していた。「ならば・・・」という訳で中央公論新社版を読む。嗚呼、肩の荷がおりた。2017/06/29

バナナフィッシュ。

10
訳者の語る通り、かの有名なグレートギャッツビーのオマージュ的作品。いや”的”ではなくて、オマージュ。村上さんの語る通り、ギャッツビーがもし殺されなくて、もしデイジーを手に入れたらという設定でこの本は突き進む。まあ、関心の向くところではある。そして、向くべき方向は、苦難であり、相次ぐ幻滅である(さりありなん、というところか)。2017/12/15

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