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出版社内容情報
王朝の物語絵巻から中世の合戦絵巻、縁起絵巻などに至る日本の代表作品を網羅。絵・詞ともすべてをカラー版で収載。
内容説明
日本の代表的名品を絵・詞とも完全収載する豪華オールカラー版全集。最終回配本は一遍上人絵伝。諸国を行脚して専心称名念仏を広め、遊行上人といわれた一遍の生涯を描く。自然と風俗の描写に傑出する名品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AR読書記録
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岩波文庫『一遍聖絵』に「当時の生活風俗を伝え」とあったけれど、文庫の挿絵は数も少ないし小さくて、全然わからなかった。が、こうして大きな絵で見てみたら、まあ面白いこと! 老若男女、貴賤を問わず描き込まれた人多数。一遍聖人の足取りに合わせ、日本の各地、名所から鄙の風景までが(多分)正確に描写されている。厩の魔除けに猿が飼われているとか、田んぼにはかかしが立っている(しかも弓矢を持たされている)とか、狛犬は建物のなかに置かれているとか、乞食が車を付けた移動式の小屋に住んでいるとか... あぁ、きりがない。2014/08/31