内容説明
本巻「2」はケナンの名を一躍知らしめた「X‐論文」と、それが米国対ソ政策の基調となり冷戦が始まる時代を描く。ケナンは政策企画部本部長の要職に就きワシントン外交の中枢に立つ。時に冷遇と無視をもって迎えられながらも奮闘するケナンの姿は、真率なドラマとなって読者に迫るであろう。日本占領政策に影響を与えた対日問題の考察も重要だ。(全三巻)
目次
上巻(V‐Eデーからポツダムまで;長文の電報;ナショナル・ウォー・カレッジ;トルーマン・ドクトリン;マーシャル・プラン;X―論文;日本とマッカーサー;北大西洋同盟;ドイツ;ヨーロッパの将来;ワシントンでの最後の数か月)
著者等紹介
ケナン,ジョージ・F.[ケナン,ジョージF.] [Kennan,George F.]
アメリカの外交官、政治学者、歴史家。1904年2月、ウィスコンシン州ミルウォーキー市に生まれる。プリンストン大学を卒業し25年に国務省入省。マーシャル国務長官に抜擢されて政策企画部の本部長を務め、47~48年の二年間、「ソ連封じ込め」を主柱とする冷戦政策を計画した。53年に国務省を退き、プリンストンで学究生活に入る。2005年没
清水俊雄[シミズトシオ]
京都大学文学部中退、1937年読売新聞社入社。53~55年ロンドン特派員等を経て、59~62年には外報部長を務めた
奥畑稔[オクハタミノル]
京都大学文学部卒業、1946年読売新聞社入社。52~54年ニューヨーク特派員、60~62年欧州総局長等を経て、62~67年に外報部長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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