中公文庫<br> 小説四十六年

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中公文庫
小説四十六年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122061842
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

内容説明

早稲田大学在学中から堺利彦が率いる売文社に出入りをし、社会主義運動に関わりながら、様々な弊害を乗り越え活発な創作活動を続ける。文壇登場までの青春の日々、宇野千代との出逢いと別れ、代表作『人生劇場』にまつわるエピソードや戦時下での従軍体験、日本文学報国会での苦悩を回顧する。絶筆となった自伝的随筆を初文庫化。

目次

第1章 文壇進出以前
第2章 大森時代
第3章 「人生劇場」時代
第4章 東奔西走時代
病臥日記
俵士

著者等紹介

尾崎士郎[オザキシロウ]
1898(明治31)年、愛知県横須賀村(現・西尾市)生まれ。早稲田大学中退。東洋経済新報社から、売文社に入り、社会主義運動に参加するが、改造社から『逃避行』を刊行し、文壇に登場する。1933(昭和8)年から「都新聞」に連載した『人生劇場』(1935・昭和10年)が大ヒットした。1937(昭和12)年には中央公論社の特派員として中国へ、1941(昭和16)年には陸軍宣伝班員としてフィリピンに赴いた。1964(昭和39)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やな

2
なかなか入って行けなかったが何とか読了。2016/01/10

itosan04

2
尾崎士郎の絶筆となったこの本で、日中戦争や太平洋戦争についても率直に書書かれているのが印象的。12月8日に船上で待機してフィリピン戦の最初期から中佐待遇で従軍した記憶とか。戦前の文士が戦争期をどう生きたかの貴重な記録。あと文章の平易で読みやすい点も印象的。さすがは戦前の一流の文人だったと改めて思う。この人の文章でもっともっと戦前の日本が読みたかった。いずれにせよ人生劇場をもういちど読みたくなった。2016/01/06

高橋 (犬塚)裕道

2
星3。♪ああ悠久の天地かな♪尾崎士郎先生作詞の母校・西尾高校の校歌冒頭である。さてこの本はその尾崎士郎の絶筆となった随筆である。回顧録である。没後50年を記念して昨年出版が企画されたらしい。作家自身の苦悩や作品への思いなども綴られている。尾崎士郎ファンには面白いと思う。人生劇場は面白いので是非再度書店に並んで欲しいが、その他の作品も手にしたいものだ。殆どの作品が書店から消えて久しい。何とかならぬものか?!2015/12/17

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