中公文庫<br> 恐怖はゆるやかに―渡辺淳一メディカル・セレクション〈3〉

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中公文庫
恐怖はゆるやかに―渡辺淳一メディカル・セレクション〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122057197
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

あのとき、もう少し車間距離さえ取っていれば…。一瞬の過ちが男の人生をじわじわと蝕んでゆく。交通事故の加害者となった恐怖を描く表題作ほか、医療によって運命を大きく変えられていくひとびとを描く三篇を収める。

著者等紹介

渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。医学博士。58年札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師をつとめるかたわら小説を執筆。作品は初期の医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに、華麗な現代ロマンを描く作家として、常に文壇の第一線で活躍している。70年『光と影』で直木賞受賞。80年に『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞、2003年に菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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まめねこ

5
全体的に身近に起こりうることで、考えさせられた。「恐怖はゆるやかに」は、自業自得なのにどんどん泥沼にはまっていく様が怖くて、「閉じられた脚」は、医学ではなく、治療時の作用・副作用は大事だなと思った。「窓の中の苦い顔」は、医者も万能ではないとは知っていても、振り回される方は堪ったもんじゃないし、「三十年目の帰還」は、罪悪感から解放された結末がこれで良かったのか・・・。2016/12/14

Tomoki Yamaguchi

1
そんな面白くない。2011/11/30

旅人

0
☆☆☆ 自動車保険には入ります2015/02/08

Ryoko

0
面白かったです。短編4作品が収録されてますが全部、医療が関係している。医療費にお金がかかる為に人生が狂っていまうケースや、手術をしてしまったがために、死に至ったケース、女性として幸せになれなかったケースなど、医療の裏側を知ることもできる。渡辺さんの作品って恋愛小説が多いけど、こういう医療の作品の方がずっと面白いと思う。2012/12/22

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