中公文庫<br> 日本の近代〈2〉―明治国家の建設1871~1890

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中公文庫
日本の近代〈2〉―明治国家の建設1871~1890

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  • サイズ 文庫判/ページ数 453p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122057029
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1121

内容説明

近代化に踏み出した明治政府を待ち受けていた数々の試練。廃藩置県、征韓論、一揆、士族反乱、自由民権運動など、動乱の時代はやがて憲法制定、国会開設へと向けて収斂していく。命がけで“国造り”に参画した男たちの物語。

目次

プロローグ 物語の競合と統合
1 公論と勅命
2 郡県と封建
3 富国と強兵
4 国憲と民権
5 帝国憲法と教育勅語

著者等紹介

坂本多加雄[サカモトタカオ]
1950年(昭和25)愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。91年『市場・道徳・秩序』で日経経済図書文化賞、サントリー学芸賞を受賞。専攻・日本政治思想史。主な著書に『日本は自らの来歴を語りうるか』『象徴天皇制度と日本の来暦』(96年度読売論壇賞受賞)ほか。2002年(平成14)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

10
217頁。士族の秩禄処分は1873年12月に家禄税と家禄奉還制が導入され、家禄の額に応じて累進的に課税し、また百万石未満の下級武士への家禄については、その奉還希望者に永世禄6年分、終身様4年分を現金と秩禄公債で一括払いをすることになった。そしてそれによって官有荒蕪地を廉価で払下げ、士族の帰農を促す。1876年3月には、金禄の支給の中止を決定、その5年ないし14年分を金禄公債で一括払いするという制度が導入された。政府は家禄支給の重い財政負担から解放され、また金禄公債は民間での殖産興業の資金として運用される。2018/04/01

ふぁきべ

4
この時代に起きていたことというのは学校でも重点的に習うし、大政奉還から明治政府成立の流れというのはメディアでも取り上げられる機会が多い。しかし、こうやって400ページを費やして20年間について詳細に述べている本を読んだことはなかったので、なかなか新鮮だった。徳川慶喜が徳川幕府後の新政府でも主導権を握るべく大政奉還を行ったことはこの本の第1巻でも触れられていたが、その詳細な流れは知らなかったし、憲法欽定に当たっても色々な考え方があり、それらの調整に奔走した伊藤、氏族の不満によって西南戦争以前にも反2017/09/06

バルジ

3
再読。改めて読み直すと維新期の政治思想に関して重要な指摘が多く、未読する価値のある一冊と改めて思う。本書の白眉はやはり政治思想に関する著述だろう。西郷隆盛や中江兆民といった明治政府の主流より外れた者達の政治思想を読み解いた上で歴史的な位置付けを行う。特に「元気」に管する指摘は類書が無いであろう。当時の「元気」は即政治改革に直結する用語で、政府の抑圧は人民から「元気」を奪い国家の「元気」を奪うという論式で政府攻撃に使われる。その他平田派国学や五箇条の御誓文に関しても今もなおの色褪せない充実した概説書である。2024/01/08

虎っち

2
明治維新から大日本帝国憲法発布までを丹念に描いている。戦後の明治体制批判論に警鐘を鳴らし作者の歴史観を基礎として時代が論証される形。読んでいて面白みは感じないものの社会科教員を目指す者や明治時代を学びたい者には有意義な一冊であろう。2016/04/10

バルジ

1
日本という国家の「来歴」を問い続けた歴史家による概説書。基本的には政治史や思想史の二つをメインに著されているので、民衆史に興味関心のある人は合わないかもしれない。 基本的な明治史の流れ(議会解説までではあるが)を把握するのには有用である。2019/03/06

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