内容説明
モノクロームの日常から、あやしく甘い翔溺の森へ。恋多き詩人に三十年以上仕えてきた女、孤独なカーテン職人が依頼をうけた屋敷の不気味なパーティー、魅入られた者たちがケモノになる瞬間…短篇の名手が誘う六つの幻想譚。
著者等紹介
小池昌代[コイケマサヨ]
1959年東京都生まれ。津田塾大学国際関係学科卒。97年詩集『永遠に来ないバス』で現代詩花椿賞、2000年詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、08年詩集『ババ、バサラ、サラバ』で小野十三郎賞、10年詩集『コルカタ』で萩原朔太郎賞を受賞。また01年に初のエッセイ集『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞、07年には短篇「タタド」で川端康成文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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