内容説明
深夜のコンビニ強盗殺人事件と、同じ夜に起きた轢き逃げ事件。銀行マンの南雲は轢き逃げに遭った若い女性を助けるが、彼女は事故以前の記憶を喪っていた。女を自宅に引き取って、記憶の回復を待つ南雲。奇妙な同棲生活が始まるなか、働きに出た彼女に伸びる過去からの魔手。喪われた記憶には、殺人の過去が封印されているのか?轢き逃げ事件が呼び寄せた殺人の連鎖。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市に生まれる。58年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、67年退社。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、76年『人間の証明』で角川小説賞、2003年に日本ミステリー文学大賞を、08年には『小説道場』で加藤郁乎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クキモン
9
コンビニ強盗、轢き逃げ、殺人、主人公の妹の失踪など、一見バラバラに見える事件が最後は見事に一直線で繋がった。刑事の勘というのは本当に凄いと思う。2017/12/29
六花の雪
3
バラバラに見えていた事件と人物がやっとつながり始めた後半から、お話は一気呵成に結末となりました。事件の動機と犯人がわかってすっきりした後のオチがちょっぴり切ないお話でした。2014/12/13
capri
2
最後の10ページのどんでん返しにびっくりです。2013/02/15
kuwagata
1
まあ予想通りのワンパターン。警察小説としての特筆も無し、謎解きにひねりも無し。多作な大御所の偉大なるマンネリズム。2011/01/27