中公文庫
ピース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122051201
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

連続バラバラ殺人事件に翻弄される警察。犯行現場に<平和>は戻るのか。いくつかの<断片>から浮かび上がる犯人。事件は<ピース>から始まった!?

内容説明

埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するが、捜査は難航し、三人目の犠牲者が。県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するが…。

著者等紹介

樋口有介[ヒグチユウスケ]
1950年(昭和25)群馬県前橋市生まれ。88年に『ぼくと、ぼくらの夏』で第六回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずよ

159
久しぶりに最後まで犯人の分からない推理小説でした。暗い内容の割に明るい表紙の意味が分かり哀しい気持ちになりました。梢路のお母さんを殺した理由が謎のまま想像するしか無いところが少し消化不良。でも引き込まれて面白かったです。2011/01/25

青葉麒麟

157
お初の作家さん。粗筋を読まないで題名から青春モノかな?って勘違いしてたからまぁ吃驚した^^;予想以上に面白かった。だけど、マインド・コントロールって本当に出来るのかな?読み終わった後に、表紙の意味が判って唸った。子供って残酷( ´△`)2012/09/07

ehirano1

129
かの三億円事件と公安の関係の仮説が非常に興味深く印象に残りました(そこかい!)。2018/04/08

みっちゃん

124
「えっ?」というのが読み終わった瞬間の正直な感想です。評価が分かれる本らしいのはわかっていたので読み落としがないように、丁寧に読んでいたつもりだったのですが…結局、前半の謎めいた人物の描写は真犯人にはそう結びつくものではなく、最後の何頁かで「初耳の」事実が明らかになるのですが、「本当の真相」は読者にわからないままです。まさに「もやもや」する本なのですね。でももしこんな、本人も忘れているような事で殺意を抱かれているとしたら、恐ろしい事です。表紙の絵は読む前と後では、全然違うものに見えました。2012/02/19

財布にジャック

115
ピースかぁ・・・なるほど~と思いましたが、なんだか歯切れが悪いスッキリしないミステリーでした。途中までのワクワク感が結構良かっただけに残念です。私が、樋口さん初読みだったのでそれで乗り切れなかった可能性もあります。この表紙を本屋さんで初めて見た時、何故かシュールで怖いと思ったんですけど、読み終わってみたら作品にピッタリでした。2011/09/09

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