中公文庫<br> 世界の歴史〈15〉成熟のイスラーム社会

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世界の歴史〈15〉成熟のイスラーム社会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 523p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122050303
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

出版社内容情報

16~17世紀、世界の人が行き交うイスタンブルとイスファハーンの繁栄。イスラーム世界に「最後の花」を咲かせたオスマン帝国とイラン高原のサファヴィー朝の全貌を示す。

内容説明

十六、七世紀、多種多様な国家、民族の人々が行き交う国際都市イスタンブルとイスファハーンの繁栄。オスマン帝国とイラン高原サファヴィー朝の王朝がイスラーム世界に大輪の花を咲かせた時代の全貌を描く。

目次

第1部 暮らしのなかのオスマン帝国(オスマン帝国史をどうみるか;辺境の戦士国家からイスラーム世界帝国へ;イスラーム世界帝国のしくみ;「オスマンの平和」のもとで暮らす人びと;オスマン文化の諸相;移りゆく時代―イスラーム世界帝国の終焉)
第2部 サファヴィー朝の時代(イスファハーンの光輝―十七世紀サファヴィー朝社会の縮図;現世の力を求めて―サファヴィー朝の国家と政治;それぞれの生き方―人物伝から時代を考える;技と匠―絢爛たる文化の伝統と革新)

著者等紹介

永田雄三[ナガタユウゾウ]
1939年、東京都に生まれる。64年千葉大学文理学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。イスタンブル大学大学院文学研究科博士課程Ph・D。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、助教授、教授を経て、明治大学文学部教授。オスマン帝国社会経済史、トルコ近現代史などを研究

羽田正[ハネダマサシ]
1953年、大阪府に生まれる。76年京都大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。パリ第三大学Ph・D。京都橘女子大学文学部助教授を経て、東京大学東洋文化研究所教授。比較歴史学、異文化交流論を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

18
スレイマン1世時代までのオスマン帝国史を扱う前半。文化史を含め、オスマン帝国史の豊かさを活き活きと描く。スレイマン帝以降の変化について、ブローデルの人口増加を主要な要因とみている。後半、サファヴィー朝。人物史の扱いが非常に上手く、引き込まれる。強烈な個性を持つ建国者イスマーイール1世は無論のこと、クルド人の指導者、後宮の王女、インドに移住した医師、カトリックの修道士などから立体的にサファヴィー朝を描く。シリーズで一番好きな巻。2020/02/18

coolflat

11
オスマン帝国とサファヴィー朝を扱っている。87頁。オスマン帝国にとって最大の敵ハプスブルクの敵であったフランスは、オスマン帝国の支援を受けただけではなく、他のヨーロッパ諸国に先駆けて1569年にオスマン帝国から通商特権(カピチュレーション)を賦与され、地中海貿易を終始有利に展開する手がかりをつかんだ。レヴァント貿易におけるフランスのこの優位は、1798年のナポレオンによるエジプト侵略にもかかわらずオスマン帝国末期まで継続した。第一次世界大戦後シリアがフランスの委任統治領とされた理由の一端はここに見出される2016/11/25

KAZOO

7
16,7世紀のイスラム文明が栄えた時期を活写されています。やはりこのような説明には写真などが多くあったほうがわかりやすいと感じました。またエリートの養成所のようなところもあるというのが興味を引きました。2013/11/21

tieckP(ティークP)

6
オスマントルコ中期までとサファヴィー朝で1冊なのでページ数に余裕があり、読み物としての価値が高い(ギリシャとローマで1冊、ビザンツとスラブで1冊なのを考えたら驚きの分量である)。それぞれの国の文化に興味がある人にも良いだろうし、西洋史や中国史、日本史などの近世を考えるための鏡としても、これだけどっしりと構える比較対象が存在するのは心強い。ただ本シリーズの西洋史はオリエンタリズム批判を十分取り入れて書かれているため、永田氏の前半はヨーロッパ史観による歪んだトルコ像への反論という側面が強すぎるかもしれない。2016/11/07

秋良

5
相変わらず学校の世界史の授業がヨーロッパ中心なのと、昨今のISによるテロ行為のせいで「イスラーム社会=女性や異教徒を抑圧・排除する戦闘的でヤバい宗教社会」のイメージが出来上がってしまっている気がする。そんな偏見をもつ人たちに読んでもらいたい。ただ、民族の多様性を認める懐の深さは、19〜20世紀の国家主義に対してあまりにも脆かったのが哀しい。2016/03/04

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