出版社内容情報
病気、不慮の事故、そして自殺によって死をむかえた子どもたち。残された周囲の人々は、その深刻な事実をどううけとめ、生きてゆけばよいのか考察する。
内容説明
子どもが末期疾患の床にあるとき、子どもに自殺されたとき、そして子どもが殺されて遺体で発見されたとき―。こうしたあまりにも重い苦しみや悲しみに接したとき、大人はどうすれば死と向き合うことができるのか。「死ぬ瞬間」の「子ども論」ともいえる本書は、子どもを失う苦しみを味わった親たちの膨大な知が典拠となっている。末期医療の名著、新訳。
目次
子どもを失った親たちへの手紙
生のはじまり
突然の死
頭部外傷と昏睡
子どもたちに生の準備をさせる自然な方法
喪失は成長と理解を促す薬
子どもの失踪、殺人、自殺
代替治療―イメージ療法
子どもの内なる死の知識と象徴言語
友人にできること〔ほか〕
著者等紹介
キューブラー・ロス,エリザベス[キューブラーロス,エリザベス][K¨ubler‐Ross,Elisabeth]
精神科医。1926年、スイスのチューリヒに生まれる。チューリヒ大学に学び、1957年学位取得。その後渡米し、ニューヨークのマンハッタン州立病院、コロラド大学病院などをへて、1965年シカゴ大学ビリングス病院で「死とその過程」に関するセミナーをはじめる。1969年、『死ぬ瞬間』を出版して国際的に有名になる。著書多数。2004年、死去
鈴木晶[スズキショウ]
1952年、東京生まれ。東京大学文学部ロシア文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期修了。法政大学国際文化学部教授。専攻は文学批評、精神分析学、舞踊史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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