中公文庫<br> 漢文力

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漢文力

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122049024
  • NDC分類 920.4
  • Cコード C1198

出版社内容情報

天職につくのは本当にしあわせか? 心霊写真の幽霊はヌードのはず? 「キティちゃん」の顔に口がないのはなぜ? 古人の思索を楽しく追体験しながら、明日を生き抜く力を育てる本。

内容説明

天職につくのは本当にしあわせか?心霊写真の幽霊はヌードのはず?「キティちゃん」の顔に口がないのはなぜ?中国古典の名句を材に、古人の思索を楽しく追体験しながら、明日を生き抜く力を育てる本。

目次

第1部 内面と外面(自分という奇跡をかみしめよう;自己はどこまで他者を理解できるか;現実と幻覚はどこまで区別できるか;この世のすべては言葉で表せるか;魅力と恐怖の秘密)
第2部 あの世とこの世(死後の世界はあるのか;死者は二度殺してはならない;生まれてくる不思議、死んでゆく意味;老いるということ;姥捨山と二十四孝)
第3部 自然と宇宙(大自然の掟;宇宙人の目;推移の感覚)
第4部 自分を生かす(学問の落とし穴;教養教育と専門教育;リーダーの条件;世に出る)
第5部 文明のからくり(政治という怪物;文明の明と暗;中国古典の戦争論)

著者等紹介

加藤徹[カトウトオル]
1963年東京に生まれる。東京大学文学部、同大学院で中国文学を専攻。広島大学総合科学部助教授を経て、明治大学法学部准教授。著書に『京劇―「政治の国」の俳優群像』(中公叢書、サントリー学芸賞)など。また「嘉藤徹」のペンネームで、小説も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jam

57
再読。平易な文章で綴る、漢文の入門書。ひとつを深く掘り下げることは、多岐を掘り下げることに他ならない。枝分かれしている学問は、深くなるほど合間みれる。数多の流れが、ひとつの源流に遡れように。古典には、既に答えがある。時代が移ろっても、人の迷いは根源的なもので、物質文明は虚ろなのかも知れない。ただ、私たちは此処に生きねばならないことも事実だ。私は私の道を掘り下げることで、少しでも源流に辿りつきたいと願う。遥か遠い時代に、まるで神の視点から、紡がれた漢字の宇宙。今を生きるために必要な総てが、ここにある。2016/04/17

しゅてふぁん

46
そういえばこれまでは漢詩しか読んでいなかったとこの本を読んで今更ながらに実感した。紀元前から現代まで、本当に何も変わらない。ちょっともう、びっくりするくらい、根本的には全く変わっていない。所々に同じような内容の金子みすずの詩が紹介されていた。かな文字特有のやわらかさや、詩意をふわっと匂わせるような言葉の羅列が漢文とは対照的で、こうやって比較できるのはとても有難いし興味深い。言葉って面白いな。先ずは手元にある孫子を、その次は荘子を読む予定。その際にはこの本も参考してに読んでいこう。2019/02/14

rokubrain

11
人間の知恵の宝庫。 我々日本人がせいぜい聖徳太子のいた紀元500年くらいまでしか遡れないのに対し、さらに1000年ほど昔の紀元前500年前後の500年間、中国の春秋戦国時代から、既に孔子をはじめとする先人たちは考えていた。 今に生きる我々と同じことや、もしかするとそれ以上の今我々が気づいていないことまで。 彼らの思想思索は問題発見、提起から既に彼らが導いた答えやヒントが遺されている。 そこには現代の我々にも間違いを軌道修正してくれる真理があることを示していて、さらに驚かされた。2019/04/07

koheinet608

9
中国人とは何かといったら、漢字ができること、 特に、漢文の知識(四書五経に代表される知識は、中国の国語(語文という)を 持っていることを言う。「漢文の知識なんて、要らないよ」という中国人は、 中国人ではなく、野蛮人と思っている。また、漢文を中華文明の誇りと思っている。 今は、何か実利がないと学ばなくなっているが (これ学んで何か意味がありますかという、意味のない質問に代表される態度)、本来の日本人の学び方からすれば、主流ではない。元々、日本人が学ぶ理由を考えるなんて、とんでもないことだった。2020/06/20

Foufou

9
入門書という枠を超え、世事の色々を考えさせるタネの沢山に蒔かれた面白本。老年で画才に目覚めた丸木俊の逸話に虚を突かれる。建物を描くにあたって裏が見えないことを不思議がる俊。彼女の見ている風景は日本の大和絵のそれであり、透視図法的世界でないことの発見。立体をうまく描けない子どもたちに苛立った過去を思い出し、学校教育がともすると日本的感性の抹殺装置として機能していることを思って暫し茫然となる。とまれ、中国四千年の知恵を侮るなかれ、である。余談だが、漢文の対比として引用される金子みすず、なんか一々沁みました。2019/11/30

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