出版社内容情報
「フランス革命史」で名高い歴史家が、実生活での苦い体験をもとに考察した恋愛論。愛に関するあらゆる問題を論じて〈愛の聖書〉と呼ばれる古典的名著。
内容説明
『フランス革命史』で名高い著者が、歴史家としての透徹した観察力と実生活での苦い体験をもとに、「持続する愛はいかにして可能か」を考察した恋愛論・女性論。愛に関する問題を論じて“愛の聖書”と呼ばれる古典的名著。
目次
第1書 愛の対象を創造すること(女について;女は病人である ほか)
第2書 手ほどきと交わり(羊飼の小屋;結婚 ほか)
第3書 愛の受肉について(妊娠;妊娠と恵みの状態 ほか)
第4書 愛のものうさについて(哺乳と隔離;蝶の情念 ほか)
第5書 愛の若返り(女の第二の青春;彼女は食餌をも快楽をも管理し統御する ほか)
著者等紹介
ミシュレ,ジュール[ミシュレ,ジュール][Michelet,Jules]
1798年、パリの下町で貧しい印刷業者の長男として生まれる。父は熱烈な共和主義者でジュールに大革命の物語を繰り返し語った。エコール・ノルマル、コレージュ・ド・フランス等の教授を務めるが、ナポレオン三世に反対して公職を追われる。1874年、『十九世紀史』の完成直後に病没
森井真[モリイマコト]
1919年生まれ。東京大学西洋史学科卒。ストラスブール大学院に学ぶ。明治大学文学部教授。十六世紀史とくに宗教改革史を中心にフランス史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。