出版社内容情報
ちょっとだけ深く考えてみる―それがプチ哲学。新たに、書き下ろし「プチ哲学日記」を加えた決定版。感じたままに生きることは大切、でもそれだけでは見えないこともある。ちょっとだけ深く考えてみることで、今まで気付かなかった小さな真実が見えてくる。
内容説明
ちょっとだけ深く考えてみる。それがプチ哲学。
目次
二匹の小魚―「不変」ということ
ひよこの誕生―「想像力」について
寿命は60m―「価値のはかり方」について
汝自身を知れ ある辞書の悩み―「面白い構造」について
うっかり電池くんの証明法―「前提条件が教えてくれる」
コーヒーカップたち―「無垢」ということ
かわいい勘違い―「外からつくる、内からつくる」
時間厳守?なネズミ―「時間」に負けない
蟻の行進―「次元を変える」
キツツキの理屈―「詭弁」にごまかされない〔ほか〕
著者等紹介
佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒業。慶応義塾大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
167
絵と解説でとてもわかりやすかったです。哲学は苦手ですがこのぐらいのプチ哲学なら楽しめました。物事は見方を変えることで不幸が不幸でなくなることもある、人の気持ちも自分の性格も全て客観的に見ることが大事だなと感じました。2018/11/25
あきら
108
何度もなるほど、と言ってました。 考えるってすごく楽しい。 あっという間に読んでしまいました。2021/06/28
nico🐬波待ち中
81
今年の初読みは佐藤雅彦さんの哲学本。佐藤さんの言うプチ=ちょっとはユニークでモノは考えようだと思った。"ちょっと"だけと考えれば、肩の力もいい具合に抜けて気楽になれるからいいのかも。小難しい"哲学"も、考える=面白いと変換して、自身の身の回りのアレコレを、今までとはちょっと違った視点で考えて楽しく生きられればいいなと思えた。自分だけの不変の価値観を持つ、価値を測るものさしを選ぶ、自分自身やとりまく環境を素直に受け入れる、詭弁にごまかされず冷静になる、最終結果をイメージして逆算する、など今後の参考にしたい。2023/01/02
(C17H26O4)
81
ほんとうにプチで読みやすい。かわいいイラストと短い解説。日常のちょっとした出来事も見方を変えればほら!こんな風にも見えるんだよ。こんなことを意識すればほら!こんな気づきもあるんだよ。と教えてくれます。例えば。トイレットペーパーの若者がたてつづけに使われてすぐに老人になってしまった。人生の短さを嘆いた後で思い直します。「でも、役に立った長さはみんなと同じだ」こんな感じ。さらっと読めますが、ちゃんと少し立ち止まって考えてみないとね。「過度な前向きは不自然ですが、『ちょっとだけ前向き』はなにかいい」ほんとそれ!2019/03/03
kinkin
80
哲学という固いイメージとは逆にモノの見方、考え方を改めてリフレッシュさせてくれる本。漫画も楽しい2014/01/04