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中公文庫
海軍随筆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122042322
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C1195

内容説明

海軍兵学校や予科練、航空隊や潜水学校などを訪れ、生徒や士官の人柄に触れて好感を抱き、懇切に歴史を調査した「海軍」秘話の数々。特殊潜航艇乗組員の散華を描いて日本中を熱狂させた「海軍」発表の翌年に、「小説『海軍』を書いた理由」などを明かし、本名で発表した渾身の随筆集。

目次

土浦・霞ケ浦
海軍潜水学校
若い海兵団
海軍水雷学校
海軍機関学校
襍記(「海軍」余話;横山少佐の話;小説「海軍」を書いた動機;「海軍」の旅;呉という町;江田島抄;実習と六分儀;親鸞;「予科練」の好き嫌い;海軍の姿勢;沢翁;西郷従道;横浜の海;所感;国葬)

著者等紹介

獅子文六[シシブンロク]
本名・岩田豊雄。1893年横浜に生まれる。慶応義塾大学文科予科中退。1922年から三年間演劇研究のためフランスに滞在。1927年新劇協会参加、新劇研究所創設、喜劇座結成など演劇活動を開始。「改造」「三田文学」などに戯曲、演劇評論を執筆する一方、獅子文六の筆名で小説『金色青春譜』などを「新青年」に発表、新聞小説『悦ちゃん』が劇化、映画化されるに及び作家としての地位を確立する。以後、新聞雑誌に『達麿町七番地』『沙羅乙女』『信子』『南の風』などの風俗小説を盛んに発表した。1937年岸田国士、久保田万太郎らと文学座を結成、幹事として劇作、演出に終生尽力した。戦後は『おじいさん』『てんやわんや』『自由学校』『大番』などのほか、自伝小説『娘と私』『父の乳』などの代表作を書いた。1963年芸術院賞受賞、芸術院会員に推挙され、1969年には文化勲章を受章したが、一ヶ月後の12月13日、七十六歳で死去
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あ げ こ

2
そこに描かれているものは、敗戦によって忌むべきものへと転落した、かつて最も重要視されていたもの。違和感を覚えずにはいられない部分、昨今に於いては理解し難い部分もあるが、触れ合った人々に抱いた慕わしさや、彼等の姿勢や精神に覚えた憧憬など、誇り高きものの中に美しさを見出す自らの心情を率直に語る言葉には、好ましい潔さを感じる。2013/12/31

ヨーイチ

1
本当は岩田豊雄ですよー。

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