中公文庫<br> 雄と雌の数をめぐる不思議

中公文庫
雄と雌の数をめぐる不思議

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122039315
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C1145

内容説明

性の起源から解き明かし、進化と自然淘汰による性比の偏りを、論証する。アオウミガメの卵は28度以下だとオスになり、30度以上だとメスになる。アカシカは順位の高いメスが息子を多く生み、低いメスが娘を多く生む等、具体的事例を交え、生物の性比の謎を、わかりやすく解説する繁殖生態学入門書。

目次

第1章 世の中に雄と雌がいるわけ―性の起源
第2章 どのように雄になるのか、雌になるのか―性の決定機構
第3章 性比も遺伝子で進化する
第4章 性比の偏りとさまざまな競争
第5章 哺乳類の性比の偏り
第6章 息子がいいか娘がいいか―ヒトの性比と子育ての性差別

著者等紹介

長谷川真理子[ハセガワマリコ]
早稲田大学政治経済学部教授(行動生態学)。1952年東京生まれ。東京大学理学部大学院修了後、同大理学部人類学教室助手、専修大学法学部教授を経て現職。進化生態学とくに繁殖生態学を専門とし、ダマジカやクジャクの繁殖行動などを研究
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

那由田 忠

4
 話がけっこう難しいけれど、動物の行動がある種の法則性のあることが、理論的に考えた性差を生ずるメカニズム理論から検証されるという話。  最後は人間社会の分析までするのがすごい。日本も戦前は女性蔑視で女性の幼児死亡率が高かった。戦後劇的にそれがなくなるのが素晴らしい。2014/12/17

ぽこた

0
再読。とても面白く読みました。性は何故あるのか、オスとメスの定義、特定条件下での性比等がわかります。2017/09/28

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