出版社内容情報
活動写真弁士を皮切りに漫談家、俳優としてテレビ・ラジオで活躍したマルチ人間、徳川夢声が太平洋戦争中に綴った貴重な日録。〈解説〉水木しげる
内容説明
活動写真弁士を皮切りに漫談家、俳優としてテレビ・ラジオで活躍、また文筆家としても名を成した徳川夢声が、太平洋戦争中に綴った実直で丹念な日録。この記録は戦時下の世相史であり、芸能史、飲食史でもある。昭和二十年四月一日から八月三十一日までの日記を収録。
著者等紹介
徳川夢声[トクガワムセイ]
1894‐1971。島根県に生まれる。明治45年、東京府立一中を卒業。大正2年、活動写真弁士となり、独特の語り口で人気を集める。トーキーの出現後は漫談家また俳優として活躍し、戦後はラジオからテレビに進出。昭和25年にNHK放送文化賞、同29年に菊池寛賞、32年に紫綬褒章を受ける。著書に『明治大正昭和』『親馬鹿十年』『明治は遠くになりにけり』など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。