中公文庫<br> 曹操〈上〉―魏の曹一族

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中公文庫
曹操〈上〉―魏の曹一族

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122037922
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

縦横の機略、非情なまでの現実主義、卓抜な人材登用。群雄争覇の乱世に躍り出た英雄の生涯に〈家〉の視点から新しい光を当てた歴史長篇。

内容説明

時は後漢末。人相見から「清平(平和時)の姦賊、乱世の英雄」と評された機略縦横の若者は、大動乱前夜の首都洛陽で、官途に就いた―。冷徹なまでの合理的精神と卓抜な人材登用で頭角を現わし、群雄が覇を競う乱世に新しい秩序を打ち立てようとした曹操の生涯。毀誉褒貶相半ばしてきた男の真の経略とは?ベストセラー『諸葛孔明』と双璧をなす長篇。

著者等紹介

陳舜臣[チンシュンシン]
1924年(大正13年)、神戸に生まれる。大阪外語印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。1961年、『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年、『青玉獅子香炉』により直木賞、70年、『王嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞、71年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞、76年、『敦煌の旅』により大仏次郎賞、89年、『茶事遍路』により読売文学賞(随筆・紀行賞)、92年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞、93年、朝日賞、さらに95年、「作家としての業績」により日本芸術院賞をそれぞれ受賞する。日本芸術院会員。他に主な著書として『曹操』『秘本三国志』『耶律楚材』『阿片戦争』『太平天国』『天球は翔ける』『江は流れず』『桃花流水』『琉球の風』『中国の歴史』『小説十八史略』など多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

55
多くの『三国志』関連本を読んだが、蜀側の目線で読むことが多かったので、魏王としてカリスマ性の高かったと言われている曹操についての小説を読んでみた。上巻は蜀側の者との接触は塩の密売をしていた関羽としかなく、頭の良い曹操が確実に官吏の職を全うする姿が描かれていた。若い頃から貪欲だったように感じなかったが、こなすべき職をきちんとこなして、周囲からの信頼を得ていたように思える。劉備との出会いは下巻か。展開が早く感じてしまうのではないか心配だが、曹操の人物像についてもっと知りたい。2020/09/22

糜竺(びじく)

46
万人受けする作品かは分かりませんが、三国志好きの私にとってはとても面白いです。多くの三国志の作品では、悪役として描かれる魏の国の曹操ですが、その彼が主人公の小説です。悪役ではなく物事を合理的に柔軟に考える主人公として描かれています。作者は、私の好きな直木賞作家の陳舜臣氏で、文体は相変わらず平易で読みやすく、淡々と書かれており、それがいい意味で味が出ています。斬新なのは、匈奴人やソグド人、仏教徒達など、異国、異宗教の人達が登場し、曹操とも交流をもち、彼に影響を与えているのも面白いです。下巻が楽しみです。2014/10/29

衛兵

28
上巻読了。上下二巻だが、上巻終了時点で董卓が死んだところまで。部下も夏侯惇、曹仁、曹洪ぐらいしか出てません。宦官と皇帝の外戚の争いが、後漢を衰退させた様子がメインに描かれていきます。下巻に続く2020/06/06

明智紫苑

26
陳さんの作風のバランス感覚はいいな。あるお方みたいに説教臭くないし、別のあるお方みたいに露悪的でもない。女性キャラクターも嫌味がなくて良い。2018/01/31

スー

23
47曹操の壮年期から董卓の死までです。三国志時代に突入するちょっと前の霊帝をめぐる宦官と外戚の権力争いと政治の腐敗による混乱と黄巾の乱と相次ぐ反乱が書いてあったのでとても勉強になりました。曹操も曹家の家長として意識して行動しているのは初感覚で新鮮でした。まだ夏侯惇・曹仁・曹洪しか登場してないので下巻で荀彧・郭嘉がどんな風に登場し書かれるのか楽しみです。2020/04/10

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