内容説明
一兵士として入営した高木家三代目の伸太郎は、初代が乃木からもらった「赤瓢箪」を携行して、中国戦線からフィリピンへと転戦、バターン半島での激戦に加わる。兄弟たちの運命はいかに―。勤勉な農民をソースに維新以来「日本」を支えてきた陸軍、その息吹、その意味を追求する。
感想・レビュー
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金吾
18
軍人一族を通じ、当時の物の考え方等がよく伝わってきます。結章は戦時下の国民の状態をよく表現しているように感じ、少し哀しくなりました。2021/03/29
Kiyoshi Ohshima
3
小倉と博多を舞台に、幕末から戦中まで70年の一家三代にわたる陸軍とのかかわりをつづった話。こんな物語が戦中の新聞連載だったと知って驚き。2015/08/31
