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出版社内容情報
トロツキーを建国大学に客員教授として招くという対ソ連牽制策ともいえる奇策を、石原莞爾が打ち出し、辻少佐は招聘実現に向けての特命を受ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
35
昭和13年、満州国建国。わずか17年間の独立国。そこに創立された建国大学。創立者石原莞爾(かんじ)は対ソ連牽制策として反スターリン勢力の実力者トロツキーを建国大学に客員教授として招く奇策を打ち出す。主人公ウムボルトは日本人スパイとなる.アリャ抗日ゲリラの戦士は親友?して歌姫 麗花なんでここに?2021/11/21
おりょー
4
~トロツキー招聘実現のため新疆へ行けという辻少佐の指示に反発して、ウムボルトは故郷へ戻る。そこで、今は抗日ゲリラの戦士となった幼友達ジャムツ、彼と知り合いだった銀巴里の歌姫、麗花と再会する~裏表紙より。そして、学校へ戻る。麗花とは、再会することがあるのだろうか。白鳥は、悲しからずや空の青、海の青にも染まずただよう…何か他作品でも見かけたような…何だったかな。2019/05/06
更紗蝦
4
ジャムツが「友達」という言葉を使う時の白々しさと、通遼から戻ってきたウムボルトを迎える建国大学の学生たちの温かさが、対照的だと思いました。2013/01/03
みなみ
3
ジャムツの底知れぬ雰囲気が怖いが、表情にはなんとも言えない色気がある。麗花も本格的に登場。ハーフであるウムボルトを先入観から忌避するが、助けられて考えを変える。でも「ウムボルトが偽満ならば仲良くできない」というのは彼女の一本通った筋。まさにヒロイン的なキャラクター。建大のコミュニティは友情があり微笑ましいので、ウムボルトが戻ってきて安心した。続きはどうなるのか、興味深い。2018/11/08
のりあき
3
ヒロイン出現。満州国のことはなんとなく知っていても、漫画で見ると、違った感慨がある。まあ、こんな時代が過去にあったんだなあと考えさせられますね。2014/11/30