出版社内容情報
改易・転封で大名を統制し権力を強化する二代将軍秀忠。公家衆法度で後水尾天皇に親しい公家を処罰、和子姫入内を強要した幕府権力は朝廷をも超越する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
26
家康75歳で亡くなったとき、秀忠は38歳だった。家康とともに戦乱の世を生き抜いてきた大名たちに秀忠の軍令役を知らしめるため、軍役制度を改定。また、家康の遺言により、一周忌に久能山から日光山に棺を移す(正還宮の式典)。いつ終わるとも知れぬ祭り行列。幕府は《公家衆法度》を発布し、法令をもって公家を統制した。次に、大名を統制するために武家諸法度も制定するが、家康と同様に秀忠を慕う者は少ない。その反面、豊臣時代の大名は位置は一変し、幕府勢力は一層強化され、45歳の時に20歳の家光に将軍職を譲った。2021/07/05
ROOM 237
11
昔の皇室も色々あったんざますねぇ…家康の孫娘和子ちゃん入内案件がドロドロ過ぎて(✧Д✧)カッ! 和子ちゃんを帝の側室にと計画していたのに、帝が女官とデキちゃって娘が2人も産まれ徳川家ブチギレ。女官は叩き出され側近は禁中並公家諸法度に違反で配流(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ まぁ翌年には亡き家康の跡を継いで将軍になった秀忠パパが恩赦したんですけどね、和子ちゃんを強引にジェダイじゃねぇ入内(ジュダイ)できて満足したから。恐るべし徳川流家系ロンダリング。2020/05/15
takeapple
7
漫画と馬鹿にできない内容の濃さ。漫画日本の歴史シリーズでは石ノ森版が最右翼。2011/12/13
ふろんた
7
秀忠による幕府の安定政策。武家諸法度。公家諸法度。2014/02/02
greenman
2
秀忠の国づくり。幕府との付き合いに苦悩する後水尾天皇と朝廷。2011/11/06