内容説明
1989年から92年にかけて、文明の交流を基軸に西は黒海北岸のオデッサから東はサハリンまでを旅した記録。シベリア抑留以後、旧ソ連とアジア諸国を訪れること50回を越える著者の関心はシベリアと中央アジアの歴史、文化にとどまらず、ペレストロイカ末期の社会情勢、人間模様にまで及び、古代から現代に至る「シルクロード文明」を生き生きと描き出している。
目次
第1章 オデッサからカルムィキアまでの旅
第2章 アシュハバードからアルマ・アタへの旅
第3章 西域北道からパミール・ヒンドゥクシュの旅
第4章 青海から西域南道の旅
第5章 サハリンと沿岸州の旅
付録(東トルキスタンの民族;「西域北道からパミール・ヒンドゥクシュの旅」のメニュー)