中公文庫<br> 上海時代―ジャーナリストの回想〈中〉

中公文庫
上海時代―ジャーナリストの回想〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122016071
  • NDC分類 222.074
  • Cコード C1121

内容説明

日本で二・二六事件が起り、中国では抗日テロが頻発する昭和10~11年。広田外相・有吉大使が進める対中親善外交の一方で、現地陸軍が推進する「華北自治工作」―日本の対中外交は二元化する。その間、汪兆銘が狙撃され、蒋・汪合作政権の対日親善外交は破局への道を歩み始める。更に知日派要人・抗日のテロが相次ぐ中、日中関係はとみに険悪化してゆく。日中戦争前夜の緊迫する外交折衝を、渦中にあった著者がつぶさに回想する。

目次

二元化する対中外交
広田三原則
華北自治工作
昭和11年の新局面
二・二六事件の影
国交調整への基本方針
日中外交交渉の難航
蒋・川越会談へ
昂まる抗日運動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amatsukaze

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中巻では、日中戦争直前までの日中交渉を政権に近かった記者の視点から描いている。当事者から聞いた生々しいやり取りを含んでいる。松本は外務省の内部資料を見ながら書いているが、当該の資料と比較しながら読んで見ると残念ながら中国側に不利な点を避けているようだ。2011/03/07

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