中公文庫<br> 暮しの思想

中公文庫
暮しの思想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122003590
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1177

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわかみ

5
暮らしの中のありふれた事象に潜む文化と思想を可視化する面白さに惹かれて再読。日本の家屋には西欧と比較して鏡が少なく使わない時はカバーされていることが多い。西洋人は個人主義を成立させていく過程で自己との対話を厭わなかったのに対して、日本人は自己を知るために他人を鑑(かがみ)にする傾向があるという。他方で日本の家庭には書物が多く日本人は世界屈指の読書好きであると半世紀前に書かれた本書では述べられているが、これはさすがに「今は昔」の話だなぁ、と苦笑した。2023/10/03

かわかみ

3
1971年刊だから51年前に出た本かぁ。私は加藤先生の本が好きだし、本書のように民俗学に通じるような視点で社会学的にものごとを考察した話が好きなので楽しく読んだ。15のエッセイが収められいるが大きな切り口(章)は4つ。「こころの世界」、「きずな」、「ものと人間」、「文字とかたち」だが、それぞれの中で「アマチュアのこころ」、「親と子」、「人とうつわ」、「日記」は特に考えさせられる内容だった。気軽に読める文体だが背後には相当の学識の厚みがある。何気ないことを調べて考えると新たな知見が得られるものである。2022/10/13

e-monsoon

1
「暮し」というテーマは、書店で背表紙だけ流し見しててもよく目にとまる、興味のあるジャンル。この本では、父親とおもちゃ(父と子の関係)に関する考察がとても面白かった。2016/03/04

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