中公クラシックス<br> モナドロジー・形而上学叙説

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり

中公クラシックス
モナドロジー・形而上学叙説

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月18日 10時37分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B40判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121600745
  • NDC分類 134.1
  • Cコード C1210

出版社内容情報

危機の十七世紀、「発見の方法」の探究から脱して、「体系」の建設に踏み出した近世古典哲学の到達点。

内容説明

究極的な根本原理を探究した「バロックの哲学者」の代表作。

目次

モナドロジー
形而上学叙説
小品集(対話―事物とことばとの結合;位置解析について―ホイヘンスへの手紙;学問的精神について;事物の根本的起原;必然性と偶然性―コストへの手紙;モナドについて―ワグナーへの手紙)

著者等紹介

ライプニッツ[ライプニッツ][Leibniz,Gottfried Wilhelm]
1646~1716。ドイツの哲学者、数学者。その業績は歴史学、法学、神学、言語学の多方面に及び、外交官、実務家、技術家としても活躍した。ライプツィヒに生まれ、大学で哲学、法律、数学を学んだ後、マインツ侯国の法律顧問官となる。1672年からは外交上の仕事のためパリに滞在、当時の学問の先端に触れる機会をもった。帰国後はハノーバー家に司書官、顧問官として仕えながら学問的な研究をはじめ種々の活躍をした。ベルリン科学アカデミーの設立もその一例である

清水富雄[シミズトミオ]
1919年(大正8年)東京生まれ。東京文理科大学哲学科卒業。東京教育大学文学部助手、愛知県立大学教授などを経て、皇学館大学教授。文学博士。1987年逝去

竹田篤司[タケダアツシ]
1934年(昭和9年)愛知県生まれ。東京教育大学哲学科卒業。同大学院博士課程(仏文学)中退。明治大学教授を務める

飯塚勝久[イイズカカツヒサ]
1939年(昭和14年)東京生まれ。東京教育大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了。立教大学、筑波大学各助教授を経て、日本大学教授を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

38
巻頭の解説が非常に優れていると感じました。ライプニッツの溢れる才能と、政治的な活動は羨ましい位の活発さの反面、それに見合わない境遇。しかし、寂しい臨終に至るまで、己の信ずるところに身を投じた健気さが読み取れる素晴らしい文章です。ライプニッツが展開する神の考察は、『形而上学叙説』に詳しいですが、後世批判される最善説を持ち出すまでも無く、現代的な意義は乏しいといえます。ところが、ライプニッツ自身が文理融合で完全な知識の持ち主であり、幾何学や物理学、言語に関する鋭い言葉に、ここに神がいるという印象を受けます。2019/07/10

serene

20
モナドとは単一な実体である。 原初のモナドは神であり、神の創造したモナド(人を含めて)がより善きものとなることが、完全なるモナド―神との調和を可能とする。 驚くほどに楽観的で前向き。 真っ直ぐに揺るぎなく、神を、世界を、事物の善性を信じるライプニッツ。 人は他者に多くを望んでしまう。 けれど神は人に、ただ善良な意志を持つことしか望まない。 神を愛し、神の造りし世界を愛し、幸福であることが神に近付くことなのだ、とライプニッツは説く。 容易いことではないけれど、そう信じていられたらどんなにいいだろう。 2013/08/12

マウリツィウス

14
【再考】ライプニッツのモナドロジーとは新約聖書観における終末論をボルヘス円環に連鎖させた接続機関の意を兼ねる。つまり近代思想文明の高次遺産は汎神論と唯一神の統合作用論を忠実再現しキリスト教絶対主義を肯定容認、フランス啓蒙思想との共鳴反響は自動的に天へと届く旧約の扉を開く。錬金術/ヘルメスの二項の矛盾分裂性はバルトに再解釈の余地を与え啓蒙主義の満ちた近代宗教化律動は古代ユダヤ教を始原とする一神教理論を理性哲学思想の礎へと変える。ヨハネ黙示録はこの書物に在りて新しく円形を構成する未確認宇宙像へと変質化された。2013/05/20

Bartleby

13
世界に無数のモナドがありそのモナドひとつひとつが全世界を映し出しているという、目眩くライプニッツの宇宙論。評判の悪い予定調和の説はやっぱり受け入れられないとしても、実際読んでみてその徹底してポジティブな語り口がちょっとすごいと思えた。2013/10/06

マウリツィウス

12
【『MONAD』概念論】ドイツ語圏にて確立されたライプニッツ啓示論とは単子領域ではなく旧約的呼称、近代思想史は無神論/汎神論ではなく《神》概念を言語還元した。そのプロセスを意味追求、そこにはギリシャ的ロゴスではなく創出された透明空間が座すのみで焦点遮断現象を呈する。キリスト教/ユダヤ教あるいはギリシャ文明の国境線を超越した論述形式に意味を換算可能と定義、渦巻く領域には混沌ではなく秩序と整然、形容と思考の限界性を攪乱する中間軸を核心に見出す。神的概念を巡る追想は無限を讃えていく交錯をも含む。多義解釈空間視。2013/06/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/389349
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。