中公新書ラクレ<br> 平成のビジネス書―「黄金期」の教え

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中公新書ラクレ
平成のビジネス書―「黄金期」の教え

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121505927
  • NDC分類 335.031
  • Cコード C1234

出版社内容情報

「失われた20年」から脱出するヒントを本に求めた読者。出版不況を克服しようとあがいた出版社。両者の思惑がマッチした2000年代は「ビジネス書黄金期」だった。そんな時代の今なお読み継がれる名著から、編集術を凝らした本まで多数紹介。当時、『さおだけ屋』はなぜ売れたのか? 一転、『21世紀の資本』『サピエンス全史』等のハードな翻訳書が売れ始めた背景とは? ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を読み解く。

内容説明

「失われた20年」から脱出するヒントを本に求めた読者。出版不況を克服しようとあがいた出版社。両者の思惑がマッチした2000年代は「ビジネス書黄金期」だった。そんな時代の、今なお読み継がれる名著から、テクニックを凝らした本まで多数紹介。当時、『さおだけ屋』はなぜ売れたのか?現在、『サピエンス全史』等のハードな翻訳書が売れている背景とは?ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を大胆に予測する。

目次

1 書評編(経営;マネー;会計;経済・法律 その他)
2 考察編―ビジネス書バブルはなぜ崩壊したのか?
3 資料編―年間ベストセラー一覧(1990~2016年)

著者等紹介

山田真哉[ヤマダシンヤ]
1976年神戸市生まれ。公認会計士・税理士。大阪大学文学部卒業。東進ハイスクールを退職したのち公認会計士試験に合格。大手監査法人を経て、一般財団法人芸能文化会計財団で理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

254
まあまあ。『さおだけ屋はなぜつぶれないのか?』の著者が2000年代当時に執筆していた書評をまとめているのが前半。後半になると、それらの本の傾向や社会の変化から、なぜゼロ年代は元気だったビジネス書が、10年代に入ってから売れなくなったのかという考察が続く。ただ、その考察も別に取材しているわけではなく、目新しい結論があるわけでもない。また、当然のことながら今後の予測もあるわけではない。ただ、純粋に書評部分が読み物としておもしろいという点はある。あと、ビジネス書もけっこう変わったなあというのを改めて実感できた。2018/03/01

あつ子🌼

10
積ん読消化。うわあ、やっぱり面白い。山田センセは裏切らないな。 相変わらず構成や文章がうまくて読み物としても楽しいのに、ビジネス書のブックガイドとしてもお役立ちなのです。2000年初頭から今でも売れ続けてるビジネス書あるもの。品切・重版未定もあるけれど(泣) ─これからもたくさん読むぞ!2019/07/05

ふぇるけん

10
ビジネス書ブームだった2000~2010年ぐらいまでの書評のまとめと、ビジネス書ブームの衰退に関する考察。著者は衰退の理由を人口減少とネットの台頭に置いているが、個人的にはビジネス書の効用そのものがあまりないことがわかってしまったということではないかと。私自身ビジネス書ばかり読みふけった時期もあったが、2010年以降ぐらいからは読書は楽しみながら自分の世界を広げる娯楽と思い、好きな本を読んでます。それから科学や歴史や哲学の本に広がって結果的に自分の役に立っている気がする。2019/02/04

山田案稜

7
ビジネス書は、オワコン?それとも、これから衰退するしかないのか? 本書によると、2000年代のビジネス書バブルが崩壊した原因となる5つの通説があるそうなのですが、その中でアタリは2つとのことです。 1.想定外の時代(過去との断絶) 2.人口減少 3.キャリアアップは時代遅れ 4,ノウハウが出尽くした 5.ネットに負けた ビジネス書バブルの真っ只中で、貪るように読みまくっていた私には面白い本でした。2017/09/27

shigeki kishimura

6
少し古い本たちが紹介されてるが、この中で今でも残ってる本を読むのがよいと思う。2018/04/08

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