• ポイントキャンペーン

中公新書ラクレ
アジア実力派企業のカリスマ創業者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504258
  • NDC分類 335.22
  • Cコード C1234

内容説明

世界のものづくりに構造変革が起きた今、日本企業を追いつめるアジア勢。シャープに出資したホンハイ、LCCのエアアジア等には松下幸之助クラスの創業者が現役で、独自の経営哲学を編み出している。彼らにあって、我らに欠けるのは何か?日本で知られていない「アジア立志伝」。

目次

第1章 郭台銘―世界最大のEMS企業・鴻海精密工業(ホンハイ)台湾
第2章 施振栄―世界第4位のパソコンメーカー・宏碁(エイサー)台湾
第3章 張忠謀―世界最大のファウンドリー・台湾積体電路製造(TSMC)台湾
第4章 任正非―世界第2位の通信機器メーカー・華為技術(ファーウェイ)中国
第5章 王伝福―世界第5位のリチウムイオン電池メーカー・比亜迪(BYD)中国
第6章 東南・南西アジアのカリスマ創業者たち

著者等紹介

近藤伸二[コンドウシンジ]
1956年神戸市生まれ。毎日新聞社論説副委員長。神戸大学経済学部卒業。毎日新聞社に入社し、外信部副部長、香港支局長を経て、台北支局開設にともない99年、初代支局長に就任。2002年に帰国後、大阪経済部長などを経て、06年から論説委員、10年から論説副委員長(大阪在勤)。94年から1年間、香港中文大学に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

18
題名のとおり。たいていの創業者が、幼児期貧困を経験しそこから強いハングリー精神を持って這い上がってきている。もちろんそれだけでなく、技術力、宣伝力、販売力と破竹の勢い、学ぶべきところは多い。日本製品というブランドだけで売れる時代はとうに過去ってしまった。これからはこういったアジア企業との連携も重要視しなければならないのだろう。2013/07/03

isao_key

5
アジア企業について著者は。とりあえずできることからやり、名より実を取る。原理原則主義ではなく、実情に合わないと思ったら軌道修正をためらわない。楽観的で、うまくいかなくてもくよくよせず、また一からやり直す。既成のルールや概念に縛られず、時には型破りと思えるほど発想が自由で、自社のためなら裏方に甘んじることもいとわない現実主義者の側面も持ち合わせている、と総括する。本書に取り上げられたアジアの経営者たちは、みなほとんど叩き上げでベンチャー企業から始めた。今では成功を収めた経営者たちの体験談は参考になること大。2013/08/22

rokubrain

4
日本が停滞した「失われた」90年代以降の技術史が彼らの奮闘の足跡から見えてくる。 ひと言でいうと日本の組織の停滞を横目に見ながら、彼らの老板気質が成功のエネルギーだったと感じる。 名より実。現実路線で堅実的なアプローチ。当時の(空騒ぎ)ムードに踊らされていない。2017/08/14

purupuru555

2
本書に登場人物らがかつての日本の企業・経営者を参考にしているという点が印象的だった。昨今の日本のエライさんよりも彼等の方がかつての日本から学び、その精神を受け継いでいるのかも。題名に「アジア」とあるものの、中国系に偏っていたのが少し残念。中国系以外は、最後にまとめて軽く扱うくらいなら、むしろ別の書籍として出版してもらえるとありがたい。業種がパソコン関連に偏ったのは、今のご時世ではやむを得ないのかな…2016/03/03

うたたね

0
業務の一環で企業調査レポートを作成するために通読。中国すげーアジアひれーw

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5347038
  • ご注意事項