内容説明
「勝ち組」の集まりと世間では思われている東大。合格、入学後に待ち受けているのは本当にバラ色の学生生活・人生なのか?東大法学部卒のフリーライターが、東大生の素顔から「実はクリエイティブではない」等の意外なコンプレックスまで、自身の経験も交えて綴る。
目次
第1章 「東大力」とは何か
第2章 東大力を持つのもラクじゃない
第3章 東大入試が「東大力」を作る
第4章 「東大力」養成大作戦
第5章 当世東大生気質
第6章 「東大女子力」の真実
第7章 都会の東大生、田舎の東大生
第8章 東大・なう
終章 たかが東大、されど東大
著者等紹介
中本千晶[ナカモトチアキ]
1967年生まれ。山口県周南市に育つ。東京大学法学部に進学するも違和感を覚え、司法試験も受けず、官僚への道にも関心を示さず、「リクルート事件」の年にリクルートに入社。10年余りの会社員生活の後に独立。持ち前の「東大力」でものごとの本質をわかりやすく面白く読み解くのを得意とする。2004年より、本を出したい人と出版社をつなぐNPO「企画のたまご屋さん」も運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さきん
26
この本も整理。家族や親戚にこの大学関係者が多くて、この手の本が多い。自分は勉強が苦手で縁がなかった。等身大の出身者を伝えようとする著者の気持ちが伝わってきて、周りの人も色眼鏡で見てはいけないということをつくづく思った。自分ももっと勉強して、いつかもう一回大学か大学院に行きたいと思っているので、参考にしたい。2017/02/19
がっち
7
読み物として面白かった。この逆学歴コンプレックスというものが果たしてほんとうなのかどうも言うことができないが、東大というだけで一目おいてしまうのが普通の日本人の心理であろうと思う。しかしまぁ学歴があって悪いことはなかなかないと思うので、東大卒でもいいのではないのかと思う。問題は東大卒だからといって高い期待感を持ちすぎる周りや社会だ。それぞれ不得意得意があるので、それを見てあげるのがとでも大事ではなかろうか。2012/08/16
しゅんぺい(笑)
5
東大卒の今はフリーライターをやっている中本千晶さんの著書。新書なのですぐ読めます。 東大卒であることのコンプレックス、東大卒が社会でどう見られるか、などを自身の感覚で描いている。だから、時たま「言い過ぎ?」と疑ってしまうところはあるものの、何を言うても筆者も東大卒なので、そういう感覚もあるんだ、と新鮮な気持ちになる。 全体的に言うと、東大生はカタい人が多いのかな、という印象を受けました。2012/04/25
りょう
4
まわりに、箒ではいて集めても集めてもくらい、東大卒がいるけど、それを何十年もみてきたけど。この本は、仕事の現場を見てないのかなあ。中身ありそうで、全然ない本だったわ。2019/10/06
ケー
4
読んでて嫌味に感じなかった。面白かったです。東大生にも悩みはあるのですね。2012/04/08