内容説明
検察、尖閣問題、大相撲疑惑等時代の大事件を追いつつも、イソップ寓話からサンタの笑い方まで自在に筆に乗せる正調竹内節。日本社会の移り変わりをみつめる名調子、一〇年下期収録。
目次
7月(戦友たち;手紙の季節 ほか)
8月(残留独言;命の影 ほか)
9月(手を洗え;昭和の名横綱 ほか)
10月(池内淳子さん;零点の上司たち ほか)
11月(高すぎた授業料;深夜の情景 ほか)
12月(大リーグ級の…;ととのいました ほか)
著者等紹介
竹内政明[タケウチマサアキ]
読売新聞論説委員。1955年、神奈川県生まれ。79年、北海道大学文学部哲学科、宗教学専攻卒業後、読売新聞に入社。長野支局を経て、東京本社・経済部で財政、金融などを担当。98年に論説委員会に移り、2001年7月から朝刊一面コラム「編集手帳」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
12
2010年下期分をまとめてあります。ここで著者が言っていることで気にかかった言葉を書いてみますと「伝えるということ、伝わるということ、似ているようで実は隔たりの大きな二つの動詞である」といっていることが印象に残りました。2014/07/17
山田
0
読売新聞に連載されている「編集手帳」をまとめた本。今作は2010年7月~12月までに連載されたものをまとめている。 この時期はあまり特別なニュースがあるというより、小さなニュースが沢山あった印象。もちろんひとつの事件に大きいも小さいも無いのは承知の上だが、それでも印象は薄かったニュースが多い。やはり、それだけ事件が多くあり記憶に残らなかったということだろう。 記憶に残るのが良いニュースとは言わないが、記憶に残らないほど事件が多いよりはマシなのかもしれない。2016/09/25