出版社内容情報
自分の会社がある日突然買収されたら? M&Aを実際に体験した人々への取材をもとに社員の立場から大合併時代を生き抜く法を考える
内容説明
M&A(企業の合併・買収)は日本でもごく日常の光景となった。怯えてばかりいて「その日」に備えないのは愚かなことだ。失敗事例に学び、M&Aの嵐の中を生き抜くための道筋を提示する。
目次
序章 あなたの会社が買われる日
第1章 本番を迎えたM&A時代―日本における紆余曲折
第2章 M&Aはこうして進められる―秘密裡に進行する社内プロジェクト
第3章 会社はどうなってしまうのか―社内マネジメントはこう変わる
第4章 M&A残酷物語・1―「辞めろ」という圧力
第5章 M&A残酷物語・2―「残るも地獄」だった
終章 社員が生き残る道
著者等紹介
桐山秀樹[キリヤマヒデキ]
1954年愛知県生まれ。学習院大学法学部卒業。雑誌記者を経てノンフィクション作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
56
朝刊を広げたら、勤めている会社がライバル社と合併する事が載っており、初めてその事実を知った。M&Aは、役員の間で秘密裡に行われ、社員は蚊帳の外、出社してから右往左往する。これから、会社はどうなるんだろう?自分の境遇は?そして自身の将来は?たとえ一流企業であっても、大手企業であっても、この様な事がいつ起こっても珍しい事では無い時代が訪れた。その時、我々はどう対処すれば良いのか?辞めるも地獄、残るも地獄といわれる。日頃からM&Aを想定し、ハプニングや困難もチャンスと捉え、柔軟性を身に着けておく事が肝要だ。 2014/07/28
佐島楓
12
M&Aされた側の社員の意見・感想というのが新鮮だった。けれど、普通の会社でも起こりうる事例も書かれている気もする。2012/12/26
リョウ
6
M&Aというと経営側の視点が語られることが多いけど、この本はそれに巻き込まれる一般社員がどうなるのかという視点に着目している。その点は面白いが、内容としてはありきたりで残念。もう少し現場にいるから分かる視点が欲しかった。2013/04/07
東隆斎洒落
1
(08.09.6 読了) 経営目線ではなく、社員目線だから、M&Aする側からも、される側からも「残酷」となる一冊。 合併を経験された方には物足りないかもしれないが、合併を経験していない方は一読を。 2008/09/06
中島直人
1
自身も経験者のため、当時のことの背景等が、改めて非常によく分かる。2011/09/29