中公新書ラクレ
桶屋の挑戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502704
  • NDC分類 583.5
  • Cコード C1272

出版社内容情報

「風が吹けば桶屋が儲かる」を地でいく、桶にかかわる職人たちの不思議なつながり。貴重な文化を継承すべく、彼らは立ち上がった

内容説明

「産湯の湯桶から棺桶まで」の大活躍だった木桶も、「古い」「不便」などと敬遠され、いまや絶滅寸前。桶の良さを伝えていきたいと、各地で桶屋や桶をつかう食べ物屋たちが立ち上がった。

目次

第1章 変わり者、桶と出会う
第2章 桶屋さんのダイレクトメール
第3章 風景から見える意思
第4章 八幡様の杉で、新桶づくり
第5章 吉野と、堺の桶屋さん
第6章 酒蔵から、広い味覚の世界へ

著者等紹介

加藤薫[カトウカオル]
1961年東京都生まれのフリーランス・ライター。84年上智大学文学部史学科卒業。生協勤務、雑誌編集アシスタントを経て、ライターに。人と自然の関係性、マージナルな人間の存在などを、「神は細部に宿る」をモットーに、アジアや国内で取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

斑入り山吹

3
夫が読め読めと強く薦めるので。というのも多少似たような業種だから。色々な業種が複合的に結びついているのだなぁ、というのと、生き物相手にすべてをコントロールしようというのはおこがましいのだなぁ、という感慨を得た。小布施は好きだし、小泉武夫氏もファンだし、なるほど夫が薦めるのも色々な意味で分かる。話もちゃんと閉じているし内容に不満はないのだが、じつは、わたしこの本の文体がとっても苦手です、すみません。 2014/07/07

おらひらお

2
2008年初版。仕事で結桶に遭遇してしまったので、図書館で借りてみました。読みやすく桶の役割などを知る上ではよかったです。2019/04/23

2
手仕事の話が好きなので、面白かったです。2009/05/03

らいおん親方

2
古い技術の有用性がまだまだあることを再認識させられた。良い本だと思う。2008/08/16

fujimori

1
需要がめっきり少なくなったはずの木桶を仕事にしている人々の話。 老舗の桶屋もあり、全く桶と関係ない人生から桶屋を一生の仕事にした人もあり。また、桶屋ではありませんが、桶屋の復権に大きな影響を与えた酒屋の取締役(アメリカ出身)になった方もあり。仕事に出会うという事は、縁なのかなぁと思いました。2012/04/02

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