出版社内容情報
いつだってジョークは庶民のたのしみだった!武士、大名、大奥の女たち、町人の生きざまの不思議さ。人生の転落もまた可笑しい?
内容説明
幕府高官、大名から市井の人々まで。彼らはこの太平の時代をどう見て、「笑い」にしてきたか。それは現代のサラリーマン社会に通じるものがあるはず。いつだってジョークは庶民の楽しみ。
目次
1 いつだってジョークは庶民のたのしみ
2 武士の面目
3 「お上」はいつの世も笑いの材料
4 人生の転落もジョークになる?
5 女はいつもかわいく、いつもおそろしい
6 大江戸捜査網―犯罪の人間模様
著者等紹介
笛誓生[フエフキアキオ]
東京都生まれ。『サンデー毎日』記者を経て、フリーライターに。1996年、第3回歴史群像大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M
55
箸休め。無用の切り捨て御免を避けるために武士が放つジョークとか粋。2016/07/06
こぽぞう☆
4
重たい本が続いたので、ちょっと休憩に読んだ。2015/12/06
カツドン支持者
1
江戸時代に書かれた史料の中から「ジョーク」的なエピソードを選んで著者がそれに解説を加えるという構成。各エピソードの出典元が記されていないため本当にあった話なのか著者の創作なのかが分からない不親切な作り。解説もおじさんの戯言や愚痴を垂れ流すような粗末な文。爆笑どころかクスリとも笑えない。2018/01/27
メー
0
江戸時代の事件やエピソードの「まるでジョーク」を抜き出したジョーク集。そのままではジョークにならないのでかなり脚色してあるとのこと。前提の説明と解説つきで、一つのジョークにつき2,3ページ。笑えるほどのレベルではないが、読みやすく、暇つぶしにはなる。2016/10/15
たかち
0
史実や小話をもとに、軽妙な語り口でジョークが紹介されている。ひとつひとつにちゃんとわかりやすい解説がついていたのが良かった。まるで小説!?と思われる話もあって面白い。この時代が身近に感じられるような、そんな本です。読みやすく、おすすめです。2013/11/12