中公新書ラクレ
原子力と環境

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502100
  • NDC分類 519
  • Cコード C1236

内容説明

著者は今や地球をおおう環境問題を独自の「過密社会」論のなかに位置づけるとともに、ジャーナリストとしての現実に立脚した視点から、変化する日本と世界の「いま」を描きだす。競争社会を支える資源や土地に恵まれない日本では、現実の環境問題にどう対処すべきか。エネルギーフォーラム賞特別賞を受賞した『原子力と報道』に続く、原子力問題の一級ジャーナリストの力作。

目次

第1章 ある環境活動家の変貌(グリーンピースの創始者が“転向”;米国の政策転換が波紋を呼ぶ;COPとはいったい何だったのか)
第2章 石油文明の終わりと地球温暖化(資源大国だったこれまでの日本;「ピーク・オイル論」を重要視する欧米 ほか)
第3章 資源小国・日本のおかれた立場(エネルギーの国際競争時代が加速;資源エネルギーか技術エネルギーか;原子力平和利用の五〇年に学ぶ;燃料サイクルを阻むものはだれか;日本でも燃料サイクルがついにスタート)
第4章 過密社会化する世界のゆくえ(日本の立場を理解してもらうのは難しい;新エネルギーは当てになるのか ほか)

著者等紹介

中村政雄[ナカムラマサオ]
1933年、山口県生まれ。九州工業大学工学部卒業。読売新聞社入社後、東京本社社会部、科学部記者、解説部次長、論説委員として原子力や環境、宇宙開発、科学技術全般を担当、中東の石油や欧米の気象、ゴミ、海洋開発、原子力事情など海外取材の経験も多い。現在、科学ジャーナリスト、電力中央研究所名誉研究顧問、東京工業大学大学院非常勤講師。『原子力と報道』(中公新書ラクレ、第25回エネルギーフォーラム賞特別賞受賞)ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

4
ふむ2024/03/02

NekoApple

1
『原子力と環境』/中公新書ラクレ/★★★★☆/環境問題に関するトピックを、原子力発電を中心に、幅広く取り上げている。ジャーナリストらしい淡々とした文章ですね。おもしろかった。/http://bit.ly/gKQH1d2011/01/04

owlman

0
煙突からけむりが出ている。机の上にある原発からは何も漏れてこない。不夜城の住人は窓を閉めるだけなのだろう。2015/12/04

yagian

0
福島第一発電所の事故以前に書かれた原子力関係の本を読むシリーズ。中村政雄は推進派の新聞記者。推進派のきちんとした論者の主張も読んでみたいと思っているのだが、この本はその期待には応えていない。なにせ最後の方に「日本特有の多神教が世界協調に貢献する」とか言い出すのだから。オカルト的な反対派というのも困るけど…2014/02/02

owlman

0
原発推進側の本。原発の欠点については、さほど触れていない。他エネルギーの欠点はよく書かれている。〆で、日本社会が培ってきた知恵をほめる。なんなのだろう、これは。2013/09/23

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