内容説明
人づきあいから交渉スタイルまで、日韓の間に立ちはだかる「壁」。それはどういう文化背景から生まれたのか、丁寧に解説。大臣も庶民も分け隔てなくつきあった大使館員のみぞ知る真実。
目次
第1章 交渉の世界(継続性のない対応―担当者が代わると回答も変わる;交渉、接待における「甘え」の構造;短期的な見方と不誠実交渉;大言壮語・安請け合い)
第2章 情と縁の世界(法律・規則よりも情の世界;血縁・地縁・学閥の世界;「社会意識」の欠如;権威の世界;男女の話)
第3章 日常生活の世界(勝つことが大好き;謝らなくとも許される ほか)
第4章 対外関係の世界(自国の評価;愛国心、日本に対する評価・対抗心;日韓経済事情;朝鮮半島事情;民族主義の幻想)
結び 韓国人とどうつきあうか
著者等紹介
渡部昌平[ワタナベショウヘイ]
在韓国日本大使館(厚生労働担当)書記官として、2002年1月から約3年2ヶ月間勤務。1971年、北海道生まれ。94年、国際基督教大学教養学部卒業。96年、明星大学大学院人文学研究科心理学修士課程修了。同年4月、労働省(当時)入省。職業安定局業務調整課職業紹介係、同民間需給調整事業室政策係長等を経て、現在、ハローワーク飯田橋雇用開発部長。韓国語能力試験6級(最上級)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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