内容説明
小泉純一郎の唱える「聖域なき構造改革」は本物なのか。本書は日本史上の「構造改革家」たちの思想と行動を追い、小泉と比較・検証する。現代と過去を繋げ、明日の日本が見えてくる一冊。
目次
第1編 構造改革という言葉の普及者、小泉純一郎(抜け道の見えない日本経済;「国家の守り」を固めるための構造改革 ほか)
第2編 二十世紀初頭の構造改革家、原敬(世紀の転換点に立ったリーダー原敬;対話から始まる構造改革 ほか)
第3編 敗戦直後の構造改革家、岩崎小弥太―国家社会の展望を描こうとした構造改革の事例(マスコミと政府の豹変;敗戦直後の経済界 ほか)
第4編 江戸時代初期の構造改革家、柳川豊前守調興―国家安定と信頼回復を求めた事例(家康は朝鮮外交をなぜ重要視したか;対馬藩の苦心 ほか)
著者等紹介
永野芳宣[ナガノヨシノブ]
財団法人政策科学研究所所長。1931年生まれ。福岡県久留米市出身。横浜市立大学商学部卒。54年東京電力入社。理事、社長付部長、埼玉支店長、常任監査役、(財)日本エネルギー経済研究所研究顧問、経団連生活者消費者委員会企画分科会主査、日本商工会議所地球環境サミット・リオデジャネイロ会議派遣代表、日韓経済協会環境専門部会主査等を歴任。現在は、日本のかたち研究会代表、二十一世紀資本主義の行方研究会幹事、イワキ(株)監査役、メルテックス(株)監査役、(株)インテック顧問、(株)エル・ビー・エス顧問など
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