出版社内容情報
必要な知識量は50年で800倍。親が払いきれなくなるほどの莫大な学費。過労死を生む研修医制度。まだ残る古い医学界の体質。深刻な学力崩壊。そして医学部をやめる学生の数々。激変する医学の世界で、未来の医療の担い手たちになにが起こっているのか。第一人者が最新の取材成果を一冊に。このすさまじい現実は明日の医療の姿を決め、ツケはやがて国民に回ってくるに違いない。これを読んでもあなたは子どもを「医者」にしたいですか?
内容説明
必要な知識量は50年で800倍。親が払いきれなくなるほどの莫大な学費。激変する医学の世界で、未来の医療の担い手たちに何が起こっているのか―。第一人者が最新の取材成果を一冊に。
目次
第1章 医学生、研修医の現代気質(他人と会話ができない医学部生;時代がつくりだす医師像;「金をもうけたい」「人に尊敬されたい」 ほか)
第2章 医学部権力構造の歪みとその将来(教授の持っている権力;それでは手配師のようなもの;奈良県立医科大事件 ほか)
第3章 二極化する医師の役割と「医療思想」(医学部も学力崩壊?;能力の高い学生をどのようにして集めるか;学士の編入試験は「狭き門」 ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
評論家、ノンフィクション作家。1939年生まれ。同志社大学文学部社会学科卒。出版社勤務を経て著述活動にはいる。近現代史(主に昭和史)関連のテーマを中心とする作品のほか、医学・医療の社会的関係を検証する作品を発表している。函館大学などで客員教授を務める傍ら、個人誌『昭和史講座』を主宰
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しまん。
ジュール・ヴェルヌ