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中公新書ラクレ
医学部残酷物語―もう医者にはなりたくない

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121500250
  • NDC分類 490.7
  • Cコード C1247

出版社内容情報

必要な知識量は50年で800倍。親が払いきれなくなるほどの莫大な学費。過労死を生む研修医制度。まだ残る古い医学界の体質。深刻な学力崩壊。そして医学部をやめる学生の数々。激変する医学の世界で、未来の医療の担い手たちになにが起こっているのか。第一人者が最新の取材成果を一冊に。このすさまじい現実は明日の医療の姿を決め、ツケはやがて国民に回ってくるに違いない。これを読んでもあなたは子どもを「医者」にしたいですか?

内容説明

必要な知識量は50年で800倍。親が払いきれなくなるほどの莫大な学費。激変する医学の世界で、未来の医療の担い手たちに何が起こっているのか―。第一人者が最新の取材成果を一冊に。

目次

第1章 医学生、研修医の現代気質(他人と会話ができない医学部生;時代がつくりだす医師像;「金をもうけたい」「人に尊敬されたい」 ほか)
第2章 医学部権力構造の歪みとその将来(教授の持っている権力;それでは手配師のようなもの;奈良県立医科大事件 ほか)
第3章 二極化する医師の役割と「医療思想」(医学部も学力崩壊?;能力の高い学生をどのようにして集めるか;学士の編入試験は「狭き門」 ほか)

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
評論家、ノンフィクション作家。1939年生まれ。同志社大学文学部社会学科卒。出版社勤務を経て著述活動にはいる。近現代史(主に昭和史)関連のテーマを中心とする作品のほか、医学・医療の社会的関係を検証する作品を発表している。函館大学などで客員教授を務める傍ら、個人誌『昭和史講座』を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しまん。

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タイトルが過激なだけで内容は何も言ってないに等しいですね。10年前の本ですが、解決法を提示するわけでもなくありきたりな医局制の弊害を述べたてたり、当時出回っていたデータを批判なく受け止めて医師余りを予測していたり、あまり読み所なかったです。2011/11/16

ジュール・ヴェルヌ

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父親から借りて読んだ本。90年代から2000年代初頭にかけて問題になった医療事故やミスを例に出して、その当時の閉鎖的な医局体制などについて問題提起した本。自分もかれこれ5年近く医療者側の環境に身を置いてるためか、“当時はそんなもんじゃない?“と諦めに近い感想を持ってしまっていた。最近はこういった問題も大分改善されてきてはいるが、それでも不正入試問題が取り立たされたりと世間との価値観の乖離が問題となることもある。そうならないためにも色々な人と関わったり本読んだりして視野を狭くしないようにしていきたいと思う。2023/02/05

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