内容説明
変わりゆく世界のなかで、「3・11以後」の日本はいま、どこへ向かおうとしているのか。哲学的思索はよみがえるのか、古典的情緒は継承されるのか、ヒューマニズムは変質していくのか。たえず「人間」という難問に戻り、「人間」の価値へと帰着せんとする、スリリングなディアローグ。
目次
1 震災・原発と非科学(ツイッターと二分化思考;再生可能エネルギーをめぐって;核をめぐる思考を問い直す)
2 閉塞を打ち壊すもの(メタ認知と情報リテラシー、そしてパーソナル・ハピネス;自由とリスク、そして合理性;科学ジャーナリズム、そして現場感覚)
3 変化する世界に向かって(フロー理論、そして「板子一枚下は地獄」ということ;ナイーブの罪、そしてイノベーション)
Last Session 科学、哲学、そして情緒(インターネットの罠;「哲学的に思考すること」は、もはや困難なのか;失われた情緒を求めて、そして、ヒューマニズムとは何か)
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学大学院教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞
竹内薫[タケウチカオル]
1960年東京生まれ。サイエンス作家。東京大学教養学部教養学科、同理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了、Ph.D.(高エネルギー物理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マジェスティー250
Norimasa Saito
ルアット
Norimasa Saito
しゅんぺい(笑)